マイナビは、26卒予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2026年卒大学生キャリア意向調査3月<就職活動・進路決定>」の結果を発表した。
3月末の内々定保有率は54.6%で、前年比7.2ポイント増
26卒の3月末時点の内々定保有率は54.6%で、前年と比較して7.2ポイント増加した。
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内々定を持ちながら就職活動を継続する学生の割合は29.7%で、前年から1.7ポイント増加するも、未内々定者も含めた就職活動継続の割合は75.1%と前年から5.5ポイント減少している。
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活動継続率を文理別に見ると、文系学生で84.6%(3月1日から7.8ポイント減、前年比2.5ポイント減)、理系学生で60.1%(3月1日から16.8ポイント減、前年比3.4ポイント減)と、特に理系学生の継続率が低いことが分かった。
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7割以上が、最も入社意志の高い内々定先のインターンシップ・仕事体験に参加
保有する内々定先の中で、現在入社意思の最も高い企業のインターンシップ・仕事体験に参加した学生は76.8%だった。
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また、その企業の主な認知経路としても、「インターンシップ・仕事体験」が28.7%(前年比6.3ポイント増)で最も多い結果となった。
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さらに、参加時期は「8月」が29.2%、「9月」が18.6%と夏休み期間が多く、参加日数も「平均3.4日」と、長期休暇中に複数日程のプログラムに参加した企業から、現在内々定を得ている学生が多いことが分かる。また、理系学生は「5日間以上」のプログラムへの参加割合が36.3%で最も高く、タイプ3、4に該当するインターンシッププログラムに参加した学生もいたことが推察される。
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中小企業を中心に活動する学生が増加、初任給引き上げが影響か
大手企業・中小企業のどちらを中心に活動しているかを5段階で聞いたところ、23.4%の学生が「中小企業中心」の傾向で、前年比4.3ポイント増となった。
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企業選択のポイントとして、「給与や賞与が高い」が39.2%(前年比6.9ポイント増)で最多となった。
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同社の過去の調査結果から、26年卒採用に向けて「初任給を引き上げ予定」と回答したのは上場企業より非上場企業のほうが多かったことを踏まえると、中小企業での初任給引き上げが、中小企業中心に活動する学生が増加している要因の1つとなっていることが推察されるという。
![参考:26卒マイナビ企業新卒採用予定調査[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6619/10.png)
参考:26卒マイナビ企業新卒採用予定調査
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なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2025年3月25~31日
- 調査方法:マイナビ2026会員(退会者含む)にWeb DMを配信し、インターネットアンケートより回収
- 調査対象:2026年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生
- 調査機関:同社調べ
- 有効回答数:1971名(文系男子290名、文系女子783名、理系男子455名、理系女子443名)
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