学情は、企業・団体の人事担当者を対象に、「20代を対象とした採用活動」についてのインターネットアンケートを実施した。
Z世代ならではの価値観を「感じる」と回答した企業が過半数
20代を対象とした採用活動において、「Z世代」ならではの価値観や、ほかの世代との違い・変化を「感じる」と回答した企業が51.4%と過半数を占めた。具体的には、「キャリアや成長に対する意識が明確」「安定した環境で自身の成長を求めたいバランス型」「成長意欲は高いが受け身」「社会貢献への意欲が高い」「ワーク・ライフ・バランス重視」「仕事よりプライベート優先」「タイパ重視」「基本ネットで検索し、対面での質問をする頻度は低い」「マニュアルがないとできないが、トリセツがあるととても素直に作業する」「会社への帰属意識が希薄」「転職が当たり前」といった声が寄せられた。
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応募数増加に向けた取り組みは「求人情報の記載内容見直し」が最多
応募数向上のために取り組んでいること・取り組みたいことは、「求人情報の記載内容見直し」が53.3%で最多となり、次いで、「これまでに使用していない採用サービスの活用」が43.8%、「自社採用ホームページの見直し」が42.9%、「募集条件の見直し(給与や福利厚生の見直し)」が36.4%と続いた。
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応募者との接触率を高める取り組みは「選考案内を迅速に行う」が突出
応募者との接触率向上のために取り組んでいること・取り組みたいことは、「選考案内を迅速に行う」が76.6%と突出して高く、次いで「会社説明会を実施する」が43.2%。続く「面接前にカジュアル面談を実施する」が、昨年の28.7%から40.2%に急伸したのが目立つ結果となった。
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内定承諾率向上のための取り組みは「入社時期を柔軟に対応する」が最多
内定承諾率向上のために取り組んでいること・取り組みたいことは、「入社時期を柔軟に対応する」が66.3%で最も多く、次いで「現場社員との面談の機会を設ける」が55.0%、「社内見学会を実施する」が34.3%と続いた。
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なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2025年3月24日~4月16日
- 調査対象:企業・団体の人事担当者
- 有効回答数:338社
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
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