Synergy Careerは、就職活動を行っている学生を対象に、AI面接に関するアンケート調査を実施した。
就職活動でAI面接を受けたことがある割合
「AI面接を受けたことがある」と回答した人は21.5%と、約5人に1人にとどまった。また、6割以上がAI面接を知っていることが分かった。「AI面接」という言葉自体は浸透してきていると考えられる。

面接官がAIであることに対し、不安を感じる割合
面接官がAIであることに対して、「とても不安に感じる」「やや不安に感じる」を合わせると128人で、6割以上がAI面接に対して不安を感じていることが分かった。「まったく不安ではない」と回答した人はわずか6人となった。

AI面接と人間の面接官による面接、どちらを受けたいか
66.5%が「人間の面接官がいい」と回答しており、AI面接への信頼や安心感はまだ低いことが明らかになった。一方、「AI面接がいい」は14%にとどまった。

AI面接を導入する企業に対しての印象
AI面接を導入する企業に対しての印象は「どちらでもない」が89人と最も多い結果となり、企業についての印象は良くも悪くもないことが分かる。この結果から、AI面接を導入しても企業イメージを下げることにはならないと考えられるという。

AI面接に対してのネガティブなイメージ
AI面接に対してのネガティブなイメージは、「評価基準が分からない」が94人と最も多く、次いで「人間味がない」が92人と続いた。

AI面接に対してのポジティブなイメージ
一方、AI面接に対してのポジティブなイメージで最も多かったのは「先進的である」が55人、次いで「落ち着いて話せる」が54人、「対人ではないので緊張しない」が53人と続いた。ネガティブなイメージへの回答が386件であったのに対し、ポジティブなイメージは318件と少ない結果となった。

なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査対象:20代前半の就職活動経験者
- 調査期間:2025年5月19~20日
- 調査方法:インターネット上でのアンケート調査
- 有効回答数:200(男性66人:女性134人)
【関連記事】
・26卒のAI利用率は8割超 3人に2人は「就職活動でAIを利用した」経験あり—マイナビ調べ
・人事・労務の3人に1人が「業務にAIを利用」 組織全体では約17%にとどまる—ネオマーケティング調べ
・5月時点、26卒の82.1%が「就職活動中」 約3割が内定を保有しながら活動を継続—i-plug調べ