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HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

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HRzine Day 2025 Summer

2025年7月29日(火)@オンライン

主要製品スペック一覧

人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

eラーニング・LMS<br>主要製品スペック一覧 2024

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人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

人事労務管理システム
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タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム
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HRの未来——AIで何が変わるのか/変わらないのか | 5周年記念企画

【5周年記念】9社によるお祝いコメント/これからの人事は、どのような仕事・役割になっていくのか

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人とテクノロジーが織りなす未来の人事像を追求し、その実現を支援する(SmartHR)

HRzineへのお言葉

 HRzine様、このたびは開設5周年、誠におめでとうございます!

 5年前、私たちSmartHRはまさにHRテックの黎明期を駆け抜け、SaaS企業としての新しい挑戦のさなかにありました。当時、HRテックという言葉がまだ広く浸透しておらず、その価値をいかに伝えていくか試行錯誤していた中で、いち早く業界の動向や企業の取り組みを丁寧に深掘りし、社会に発信してくださったことは、SmartHRの成長はもちろん、日本のHR市場全体の発展にとって計り知れない貢献があったと確信しております。

 SmartHRは人事労務の枠を超え、企業の「人」と「組織」の可能性を最大化するべく進化を続けています。これからもHRzine様が、人と組織に関わるすべてのプロフェッショナルにとって、学びと気づきの源泉であり続けることを願っています。

株式会社SmartHR
2013年1月23日設立。2015年11月にクラウド人事労務ソフト「SmartHR」を提供開始。勤怠管理・給与計算を含む労務管理をペーパーレス化し業務効率化を叶える機能にくわえ、蓄積された情報を活用し組織戦略を支援する「人事評価」「配置シミュレーション」などのタレントマネジメント機能や採用活動から従業員登録までを一元化する「採用管理」機能を提供。さらに、外部システムとの豊富な連携や、アプリストア「SmartHR Plus」を通じて、幅広い顧客ニーズに対応したサービスを提供しています。SmartHRは、労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会の実現を目指し、働くすべての人の生産性向上を後押ししています。

これからの人事は、どのような仕事・役割になっていくのか

 人事の未来は、新たな「人と組織の可能性」を拓くことにあります。私たちは今、その重要な変革期に立ち、テクノロジー、特にAIの進化が、人事の本質的な価値を大きく高める時代を迎えています。

 AIなどのテクノロジーは、これまで人事担当者が多くの時間を費やしてきた定型業務やデータ分析を効率化し、人事の役割を根本から変えつつあります。従業員データの分析による離職予測や、後継者やリーダー育成を目的とした次世代人材候補の抽出、従業員の経験やスキル・希望にあった社内ポジションの提示に至るまで、AIは客観的な視点と迅速な意思決定を支援する頼れるアシスタントとなるでしょう。この進化こそ、人事が経営の真のパートナーとして、データドリブンな戦略を推進するために不可欠です。

 しかし、どんなにテクノロジーが進化しても、AIには代替できない、人事担当者だからこそ担える領域があります。それは、1人ひとりの従業員に深く向き合い、その潜在能力を引き出すことです。人間関係を紡ぎ、組織の文化を育み、エンゲージメントを高め、そして変化の時代における心理的安全性を確保する。これらは、共感と洞察、そして対話を通じて実現できる、人事に課せられた創造的な役割です。

 私たちSmartHRは、人とテクノロジーが織りなす未来の人事像を追求し、その実現を支援していきます。働くすべての人々が、より本質的な仕事に集中し、自分らしく輝ける社会。SmartHRは、その「誰もがその人らしく働ける社会」を築くインフラとして、人事の皆様と共に、企業の持続的な成長を支える要となるべく、未来を切り拓いてまいります。

AIは、我々の強力な「副操縦士」になる(ギブリー)

HRzineへのお言葉

 HRzine様、5周年記念おめでとうございます。HRzineがまだ前身のIT人材ラボとしてエンジニア採用イベントを開催されていた頃、私も登壇し「コードチェック採用」の取り組みやプログラミングスキル可視化ツール『track(現:Track)』をご紹介する機会をいただいたことを昨日のことのように思い出します。

 創刊以来、HRzineは人事・労務の効率化から戦略人事までデジタル活用を軸に有益な知識・情報を提供し続けており、私自身多くの示唆を得てまいりました。

 今後もHR業界の最先端を走るメディアとして、最新トレンドの発信やコミュニティ形成を通じて、人事担当者の挑戦を後押ししてくださることを期待しています。

山根淳平氏
株式会社ギブリー 執行役員 兼 Givery Technologies CEO

 ギブリーに新卒入社後、HRテック事業の立ち上げに携わり、2017年に執行役員に就任。コーディング試験ツール「Track Test」のプロダクトオーナーとしてGTM戦略を牽引、国内No.1サービスに成長させる。また、エンジニア向け学習管理LMS「Track Training」の営業体制を構築し、事業拡大に寄与した。 2023年には、国内初の法人向けAIチャットツールを企画・立ち上げ、1年で400社導入を指揮。エンタープライズ営業とGTMの戦略実行を強みとし、生成AI開発支援事業、セキュリティSaaSなど、多分野での事業推進を担当。 現在はGivery Technologies IndiaのCEOとして、グローバルGTM戦略を推進する。 2017年1月 ギブリー 執行役員就任 2025年 Givery Technologies India Private Limited CEO就任

これからの人事は、どのような仕事・役割になっていくのか

 これからの人事の役割は、テクノロジーとの向き合い方によって根底から再定義されます。かつて履歴書から推測するしかなかった個人の能力は、今や「スキルの可視化」によって客観的なデータとして捉えられるようになりました。これにより、人事は単なる管理部門から、事業戦略に基づき、個々の才能を最大限に引き出すチームアーキテクトへと進化します。

 AIの真価は、定型業務の自動化に留まりません。AIは、可視化されたスキルデータを解析し、最適なチーム組成や個人の成長経路を予測する、我々の強力な「副操縦士」となります。もちろん、候補者の情熱を汲み取り、従業員のキャリアに寄り添うといった、人間ならではの役割の重要性は増すばかりです。

 今後の人事は、データという羅針盤と、AIという副操縦士を手に、共感というエンジンで動き、テクノロジーを駆使して「人が活きる」仕組みを設計しながら、企業の成長を牽引する最もクリエイティブな仕事の1つになると、私は確信しています

キーワードは「One for All, All for One.」と「不易流行」(リンクアンドモチベーション)

HRzineへのお言葉

 HRzine様、5周年誠におめでとうございます。

 これまで寄稿や書籍を通じて、翔泳社様には大変お世話になっております。中でもHRzine様は、掲載した記事への感想をお客様からいただく機会もあり、大変ありがたい存在です。「コンテンツで人と社会の可能性を拡げる」と掲げられている通り、「働きがい」や「人的資本経営」への関心が高まる中で、ますます注目されていくことと感じています。

 今後も、発信力のあるメディアとして、市場へのメッセージ発信と読者への価値提供の両面で貴社がますますご活躍されることをお祈りしております。そして弊社としても、同じ志を持つパートナーとして、人事領域のさらなる発展に共に貢献してまいりたく存じます。

冨樫智昭氏
株式会社リンクアンドモチベーション 企画室 エグゼクティブディレクター

 大手企業向け組織人事コンサルティングに20年以上従事。2017年、国内No.1エンゲージメント向上支援クラウドサービス『モチベーションクラウド』の大手企業向け事業推進組織を責任者として立ち上げ。2018年、東日本地域の大手企業向け組織人事コンサルティング部門カンパニー長に就任。2020年、株式会社リンクグローバルソリューション(当時)執行役に就任。2023年より現職にて、人的資本経営戦略策定・実行、MVV策定・浸透、カルチャー変革、マネジメント変革、人事制度変革、育成体系構築、DE&I推進、エンゲージメント向上、採用戦略変革など多岐にわたるプロジェクトを統括。

これからの人事は、どのような仕事・役割になっていくのか

 人事の仕事は今後ますます複雑化・高度化していく中、本質的な人事の仕事・役割を見失わないことが重要です。キーワードを2つご紹介します。

 1つ目は「One for All, All for One.」です。「One for All」とは、企業価値を高めるため、経営方針や事業戦略を実現するために個を活かすという、戦略人事の視点です。事業を取り巻く環境変化が加速・常態化する中で、「勝たせる人事」としての進化が求められます。一方、「All for One」は、個の欲求充足、働きがい創出の視点です。キャリア観の変化・多様化が進む中でも働き手から選ばれる会社を創るため、1人ひとりの能力や価値観を捉えて活かす、「個に向き合う人事」としての進化も求められます。これら2つの要素をいかに高次元で同時実現できるかが、これからの人事にとって益々重要なテーマとなるでしょう。

 2つ目は「不易流行」です。変化の激しい時代だからこそ「変えてはならない自社らしさ」や「変わることのない組織や人間の原理原則」(=不易)を見失わないこと。同時に、新しい時代の流れ(=流行)を常に捉え、学び、変化し続けていくこと。テクノロジーは驚異的な速度で進化し、情報量も飛躍的に増大しています。だからこそ、「本質の一貫性」と「学びの俊敏性」の両面を備えることが、ますます求められるようになるでしょう。

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この記事の著者

HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://hrzine.jp/article/detail/6830 2025/08/04 08:00

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