学情は、26卒(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、7月末時点の「内々定の獲得状況」についてインターネットアンケートを実施した。
7月末時点の内々定率は87.8%で、前年並みに落ち着く
26卒の8月度の内々定率(7月末段階)は87.8%。前月比2.8ポイント増で、前年同月よりも1.0ポイント高く、同時期の過去最高値を更新した。今シーズンの内々定率は、12月末時点から3月末時点にかけて、前年同時期を10ポイント超上回る高い値を記録。「超早期化」と言える状況が続いたが、4月末時点以降は伸び率がやや鈍り、終盤になってほぼ前年並みの数値に落ち着いている。


文理別では、文系84.7%、理系は93.9%
文理別では、文系が前月比3.0ポイント増の84.7%、理系は同2.2ポイント増の93.9%で、いずれも前年同時期をわずかに上回った。


就職活動率は24.4%に低下し、74.1%が就活を終える
就職活動をしている学生は、前月比6.8ポイント減の24.4%となり、4人に1人を下回った。内々定を獲得し就活を終了した学生は、同8.4ポイント増で74.1%となっている。文理別の就職活動率は、文系が26.6%、理系は19.9%にまで下がった。しかし、理系の活動率は前年より4.3ポイント高い値である。理系の内々定率は9割を超えているが、より納得できる企業を選ぼうと、2割の学生が就活を続けている。


なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2025年7月24~31日
- 調査機関:学情
- 調査対象:2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生
- 有効回答数:201件
- 調査方法:インターネットによるアンケート
【関連記事】
・25卒は19卒よりも内定獲得数が増加 難関大学の学生ほど内定数が多い傾向—パーソル総合研究所調べ
・27卒の約8割が転勤のない企業は志望度が上がる 「恋人、家族、友達から離れたくない」の声—学情調べ
・26卒就活は長期&慎重な傾向 エントリー社数は「1~5社」か「31社以上」の二極化—キャリアナビ調べ