PKSHA Technology(PKSHA)は、人事向け総合ソリューション「PKSHA AI Suite for HR」において、採用活動の入り口となる書類選考を支援する個別ソリューションとして「書類選考AI」をリリースした。
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書類選考AIは、高度な自然言語処理技術と独自のマッチングアルゴリズムを強みとする採用支援ソリューション。単なるキーワードの一致による書類選考ではなく、ユーザーが定義した観点に基づいて書類を選考することで、複数の評価者間の揺れを防ぎ、より採用要件にあった母集団形成をしやすくするという。
担当者は、システム上で求める人材の要件(経験、スキル、人物像など)を設定する。次に、応募者から届いた書類をシステムにアップロードすると、AIが即座に分析を開始し、要件項目ごとに3段階の判定結果とその理由、次回面接に向けた申し送り事項などの補足情報を提示。これにより、担当者は候補者の本質的なポテンシャルを一目で把握し、選考を効率的に進められるという。
書類選考AIの主なメリットは次のとおり。
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書類選考工数の削減
- 応募書類をAIが自動で評価・選別することで、採用担当者は作業時間を短縮できる
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潜在能力を持つ人材の発掘
- 表面的なスキルだけでなく、文章のニュアンスから将来性のある人材を発見し、採用の機会損失を防ぐ
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採用の質の向上とミスマッチの防止
- 経験や主観に左右されない客観的な評価基準を導入することで、評価のばらつきをなくし、入社後のミスマッチを防ぐ
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戦略的な採用活動への転換
- 書類選考の自動化によって生まれた時間を、採用戦略の策定や候補者との対話など、より付加価値の高い業務に充てられる
書類選考AIは今後、面接をサポートする「PKSHA面接コパイロット」との連携機能を順次提供する予定だという。この連携により、面接のフィードバックを取り込み、書類選考AIが評価した情報が実際の面接官の評価と一致しているかを学習することで、さらなる精度向上を実現するとのことだ。
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