SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

直近開催のイベントはこちら!

HRzine Day 2025 Summer

2025年7月29日(火)@オンライン

主要製品スペック一覧

人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

eラーニング・LMS<br>主要製品スペック一覧 2024

eラーニング・LMS
主要製品スペック一覧 2024

その他のスペック一覧

人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

人事労務管理システム
主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム
主要製品スペック一覧 2023

HRzineニュース

社員が長期定着する要因は、残業が少ない・休みがとれる、人間関係、自由度や裁量—スコラ・コンサルト調べ

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena

 スコラ・コンサルトは、全国の社員100名以上の企業に勤める一般社員・管理職を対象に、転職や働くことに関する意識についてアンケート調査を実施した。

「働く会社を選ぶ際に重視すること」と「今の会社で満足していること」の3要素

 「今、働く会社を選ぶとしたら、どのようなことを重視するか」と「今の会社のどのようなところに満足しているか」の2つを質問したところ、「給与・賞与・福利厚生」「残業の少なさ・休みのとりやすさ」「人間関係」で上位が共通する結果となった。

[画像クリックで拡大]
[画像クリックで拡大]

 2つの設問の結果から、「働く会社を選ぶ際に重視すること」(横軸)と、「今の会社で満足していること」(縦軸)の関係を分析した。点線は項目の分布傾向を表す近似線で、重視割合に対して7割ほどの満足割合になっている項目が多いことが分かる。

 赤字で示した上位3要素のうち、「残業や休日出勤が少ない、代休・有休休暇など休みがとりやすい」は近似線より上にあるが、「給与・賞与・福利厚生」と「上司・同僚・部下の人間関係」は近似線の下に位置していた。そのため、これら2つの要素は、満足度を高める余地がまだ残されているという。

[画像クリックで拡大]
[画像クリックで拡大]

転職意向が高いのは「若い年代」と「女性」

 全体の22.1%が「1年未満に転職したい」、または「1〜3年未満に転職したい」と考えている。10年以上先まで含めると転職を考えている人は50.2%、一方、「転職はまったく考えていない」人は49.8%と二分された。

 若い年代ほど転職意向が高いことが分かる。また、20代から40代までは女性のほうが男性よりも転職意向が高い傾向があった。

[画像クリックで拡大]
[画像クリックで拡大]

社員が長期に定着する要因と考えられるのは「残業の少なさ・休みのとりやすさ」「人間関係」「自由度や裁量」

 1問目の「今の会社で満足していること」を転職意向別に分析した。

 「残業や休日出勤が少ない、代休・有休休暇など休みがとりやすい」「上司・同僚・部下の人間関係」「自由度や裁量があり、自分らしく働ける」の3つの項目は、今の会社により長く務めたいと考える人や転職を考えていない人ほど満足する傾向があるため、社員の長期定着を左右する重要な要因と考えられる。

 また、「給与・賞与・福利厚生」と「仕事内容が希望や興味に合う」の2つの項目は、転職希望時期の長短とはそれほど関連しないが、「転職はまったく考えていない」人において割合が高くなっている。そのため、転職せずに会社に定着するための要素だと考えられるという。

[画像クリックで拡大]
[画像クリックで拡大]

転職経験者の61.8%が転職前の会社より「今の会社のほうがいい」と評価

 転職の「総合的な評価」について、満足合計(「今のほうがいい」「どちらかと言えば今のほうがいい」)は61.8%、不満合計(「前職のほうがいい」「どちらかと言えば前職のほうがいい」)は7.8%だった。個別の項目で満足合計が高いのは「残業時間・休日出勤・柔軟な働き方」が65.5%、「給与や福利厚生」が62.3%であった。

[画像クリックで拡大]
[画像クリックで拡大]

全体の11.8%がほかの社員の「リベンジ退職」を経験

 会社に対する不満から、退職時に会社への報復的な行動を伴って退職する「リベンジ退職」が注目されているという。同調査では次の3つの選択肢が「リベンジ退職」に該当する。「職場への報復的な行動を伴って退職した」「退職前に、その人が担当していた業務のデータが消されていた」「退職前に不満や悪口を職場の一斉メールやチャットで送られた」。これらの選択肢を1つでも選んだ人は11.8%存在した。

[画像クリックで拡大]
[画像クリックで拡大]

 なお、調査の概要は次のとおり。

  • 調査主体:スコラ・コンサルト
  • 調査方法:調査会社のインターネットアンケートモニターによる回答
  • 調査期間:2025年5月23~26日
  • 有効回答数:2106人
    • 役職内訳:一般社員・係長1868人、管理職(課長・部長)238人
    • 性別・年齢内訳:次図のとおり

【関連記事】
早期離職による企業の損失額は「640万円」 31%が入社から半年以内の離職を経験—エン・ジャパン調べ
20代転職希望者が転職すべきか迷った理由は「早期離職は社会的なイメージが悪いと思ったから」—学情調べ
「古い」と感じる会社の制度は「リモート/フレックスなし」、「評価」「副業禁止」が続く—リモラボ調べ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena
関連リンク
HRzineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena
HRzine
https://hrzine.jp/article/detail/7053 2025/09/05 20:10

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

2025年7月29日(火)@オンライン

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング