WHI Holdingsは、同社が提供する統合人事システム「COMPANY」をガスワンホールディングスのグループ主要6社に提供したと発表した。
ガスワンホールディングスでは、これまで人事管理、給与計算、勤怠管理、ワークフロー、タレントマネジメントなどで別々のシステムを利用していたため、情報の分散や手入力による転記、ヒューマンエラーが発生し、業務負担が大きな課題だったという。
COMPANYの導入により、これらの業務分野が統合され、自動化やシステム連携、ペーパーレス化が進んだ。特に給与計算や年末調整業務、各種手当の管理が効率化されたことで、人事部門全体で年間約8000時間の工数が削減されたという。
また、従業員向けの福利厚生や就業関連申請がWeb化され、スマートフォンからの申請や承認が可能になるなど、利便性も向上。所属や役職に基づいた承認フローを導入することで、書類のステータス管理や督促業務、システム入力作業の自動化が進み、申請内容を正しく把握・管理できるようになった。
さらに、グループ内で分散していた人材データがCOMPANY上に一元化され、最新かつ多様な人材データの活用が可能に。今後は、経歴・研修履歴・異動希望などに基づいた育成計画の策定や、従業員の等級・業務経験・スキルといった情報を踏まえた人材配置などのタレントマネジメントをグループ全体で推進するという。
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