SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

直近開催のイベントはこちら!

HRzine Day 2026 Winter

2026年2月5日(木)@オンライン

主要製品スペック一覧

人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

eラーニング・LMS<br>主要製品スペック一覧 2024

eラーニング・LMS
主要製品スペック一覧 2024

その他のスペック一覧

人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

人事労務管理システム
主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム
主要製品スペック一覧 2023

HRzineニュース

「2025年相談実績レポート」を発表、少しのモヤモヤから相談することで多くが解消—Smart相談室

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena

 Smart相談室は、同社の法人向けオンライン対人支援プラットフォームにおける、2025年の相談実績に関する分析レポートを発表した。

 発表内容は以下のとおり。

Smart相談室に寄せられた相談内容の内訳

 2025年に同社が受けた相談を機能別に分類すると、「カウンセラー相談」が47.0%、「コーチング」が28.7%、「ティーチング」が24.3%だった。昨年まではカウンセラー相談が半数以上を占めていたが、2025年はコーチングとティーチングを合わせた割合が53.0%と過半数に達している。

 この変化の背景には、人的資本経営への注目の高まりがある。従業員のメンタルケアだけでなく、人材開発・育成の観点からコーチングやティーチングの重要性がいっそう認識されるようになったことが、利用傾向に影響していると考えられる。

[画像クリックで拡大表示]

 2025年に「カウンセラー相談」機能へ寄せられた相談内容について、2024年と比較すると、2025年は「心と体に関すること」が3.3%増加した。2024年は月平均8%ほどで推移していたのに対し、2025年4月以降は平均14.6%へと上昇し、メンタルや健康に関する相談が増えていることが分かる。

 背景には、働く人自身の「心身の状態を整えたい」という意識の高まりがあると考えられる。また、社会全体でもメンタルヘルスへの関心が強まっており、企業におけるメンタル不調者の増加報告や、国によるメンタルヘルス施策の強化など、心身のケアを重視する流れが続いていることも影響していると考えられる。

[画像クリックで拡大表示]

働く人のメンタルヘルスと生産性の現状

 セッション後にカウンセラーが回答する「相談者の状態」に関するアンケートでは、セッション後にカウンセラーが「メンタルケアが不要」と判断した相談者は約78%だった。また、相談者側のセッション後アンケートでも、8割以上が「前向きになれた」「すっきりした」と回答している。これらの結果から、ちょっとしたモヤモヤの段階で相談し、誰かに受け止めてもらうことで気持ちが整いやすい傾向がうかがえる。

 一方で、カウンセラーが「メンタルケアが必要」と判断した相談者は約22%だった。その理由としては、「体調」が23.1%と最も多く、メンタル不調が身体症状に現れるほど深刻な状態の人からの相談が一定数あることが分かる。また、「身体的・性格的特徴」を背景にメンタルケアが必要と判断されたケースも18.8%と比較的多く見られた。さらに、「キャリア」(19.1%)や「将来のこと、人生全体」(16.0%)といった未来に関する不安がメンタル不調の要因になっていると考えられる人も約3.5割にのぼった。

[画像クリックで拡大表示]

 また、カウンセラーから見た相談者のモチベーションについては、約半数に低下が見られた。その理由として最も多かったのは「コミュニケーション」(21.9%)で、次いで「仕事の進め方」(15.7%)、「組織体制・人員配置」(13.0%%)が続いた。これらの結果から、組織内の人間関係や業務プロセス、配置などの構造的な問題が、個人のモチベーションに直接影響していると考えられる。

[画像クリックで拡大表示]

 同社に所属するカウンセラーを対象に、2025年度に受けた相談についてアンケートを実施したところ、相談を申し込むきっかけとして最も多かったのは「思考や気持ちの整理を手伝ってほしい」(38.2%)だった。次いで、「具体的なお悩みに対するアドバイスがほしい」(25.0%)、「とりあえず話を聞いてほしい」(11.8%)という回答が続いた。

 この結果から、相談ニーズは単なる問題解決にとどまらず、モヤモヤした感情を整理し言語化する場を求めている人が多いことが分かる。また、「とりあえず話を聞いてほしい」という層の存在からも、予防的な心のケアとしてカウンセリングを活用したいというニーズが高まっていると考えられる。

[画像クリックで拡大表示]

【関連記事】
メンタルヘルス対策を支援する新製品「オフィスステーション ストレスチェック」を発表—エフアンドエム
メンタル不調による休職から復帰後、約半数が退職 20代では7割超える—レバレジーズ調べ
攻めのメンタル不調予防プログラム「レッスル・トレーニングプログラム」を9月リリース—FCE

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena
関連リンク
HRzineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena
HRzine
https://hrzine.jp/article/detail/7394 2025/12/19 19:50

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

2026年2月5日(木)@オンライン

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング