フォーティエンスコンサルティングは、SAPジャパンとともにダイキン工業が構築した人材データベース「DAIKIN People」が本格稼働したと発表した。対象は日本国内の約1万1000名と海外主要グループ会社の部長級以上約1000名で、世界約50ヵ国・180拠点以上にのぼる。
ダイキン工業では空調事業のグローバル展開に伴い、グループ全体の従業員数が約10万人規模へ拡大している。その事業推進には、各国・地域ごとの特性に対応した人材配置や育成が不可欠だが、従来は人材データが各拠点やフォーマットごとに分散し、一元的な把握や活用が難しかった。こうした課題に対応するため、DAIKIN Peopleは人材データの一元化と運用効率化を目的として構築された。
フォーティエンスコンサルティングは構想段階から人材データベースの要件整理、システム構築、グローバルへの展開までを一貫して支援。各拠点のデータ状態や法規制に配慮したコミュニケーションを通じて合意形成とデータ品質確保にも努めた。SAPジャパンは製品ベストプラクティスの提供や運用設計支援を行った。
DAIKIN PeopleはSAP SuccessFactorsを基盤とし、異動・昇格等の発令情報、スキル・資格、キャリア希望、育成方向性などを統合管理する。従業員1人ひとりの情報を一元化し、上長は部下の情報や育成履歴を参照できる。本人による情報更新も可能で、年1回の更新が必須。キャリア志向やチャレンジ意向も記録でき、育成プランの策定に資する。閲覧は役割別権限制御のもと運用される。
組織の年齢構成や男女比率など、最新データも可視化でき、マスタ統合やコード標準化、重複排除、更新ワークフローなどのガバナンス機能により、データ品質と運用効率の両立を図る。複数条件による人材検索も可能で、最適配置や育成計画の立案を支援する。
今後、フォーティエンスコンサルティングとSAPジャパンはさらなる活用高度化やグローバル共通指標の整備、現場での実装強化を支援していく方針だ。
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