JetBは、同社が提供するアバター型AI面接サービス「Our AI面接」の大幅アップデートを実施したと発表した。ユーザー企業から寄せられていた要望に応えるものだという。
アップデートは、「面接品質の向上」「データ活用と社内連携の強化」「運用の柔軟性向上」「セキュリティの強化」の4つの領域で実施。同社は、それぞれの内容を以下のように説明している。
1. 面接品質の向上
- 深掘り質問
- 受検者の回答をAIがリアルタイムに分析し、文脈に応じた深掘り質問を行う機能。質問はAIの自動生成ではなく、企業が事前に登録した候補の中から最適な質問をAIが選択する仕組みのため、誰が受けても同じ基準で深掘りされる。評価の一貫性を保ちながら、準備された回答の裏にある求職者の思考力や適性を見極められる。
- 面接前後のトークカスタマイズ
- 面接の開始前と終了時に、AI面接官が話す内容を自由にカスタマイズできる機能。面接前にカジュアルなアイスブレイクトークを挿入して求職者の緊張をほぐすほか、企業紹介の動画や資料、Webページを案内して企業理解を深めてもらうことも可能。面接後には選考ステップの案内やお礼のメッセージを添えることもでき、AI面接でも温かみのある体験を届けられる。
- 評価項目の重み付け変更
- 評価項目ごとにウェイトを10段階で設定できる機能。たとえば「コミュニケーション力」を最重視し、「論理的思考力」は参考程度にするなど、自社の採用方針に合わせて評価の比重を細かく調整できる。どの項目をどれだけ重視するかを明確にすることで、AIの採点がより実態に即したものになり、選考判断の精度が高まる。
2. データ活用と社内連携の強化
- AIレポートダウンロード
- PDF、CSV、Excel(XLSX)形式で、AIの分析レポートをダウンロードできる機能。面接件数が増えるほど煩雑になる集計・比較作業を自動化し、選考のボトルネックを解消する。既存の採用管理システム(ATS)への取り込みもスムーズに行える。
- 動画ダウンロード
- 面接動画を一括・個別でダウンロードできる機能。面接に同席できなかった現場責任者や役職者も、求職者の受け答えや印象を動画で直接確認したうえで選考判断に加われる。データは自社の管理体制の下で保管できるため、機密性の高い情報も安心して取り扱える。
- 面接結果シェア
- 特定の面接結果をURLで簡単に共有できる機能。アカウントを持たない現場責任者や役員にも、パスワード付きURLでAIの分析結果を確認してもらえるため、人事が手動で報告資料を作成する手間がなくなる。選考スピードを落とさず、関係者全員の合意形成を進められる。
- ラベル管理
- 「未選考」「1次通過」など、求職者ごとの選考ステータスを一覧で管理・可視化できる機能。求職者が増えても「誰がどの段階にいるか」が一目で分かるため、対応漏れや確認の手間を防げる。
- メモ表示
- 動画一覧画面から、受検者に関するメモを即座に確認・編集できる機能。気づいたことをその場で求職者に紐づけて記録できるため、所感や申し送り事項があちこちに散らばらない。AIレポート画面とも連動しており、評価とメモを一画面で確認しながら選考判断を進められる。
3. 運用の柔軟性向上
- テンプレート機能
- 質問・評価項目のセットをテンプレートとして保存し、一括で反映できる機能。既存のテンプレートをベースに職種や目的に応じて調整するだけで、新しい面接設定がすぐに完成するため、毎回ゼロから設計する手間がかからない。運用を重ねるほど自社の面接ノウハウがテンプレートとして蓄積され、採用活動全体の質が底上げされる。
- パスワードなしで面接
- 面接画面へのアクセスは通常、パスワードによって保護されるが、運用に応じてパスワードなしへの切り替えも可能。URLを開くだけで面接が始まるため、求職者の受検ハードルをさらに引き下げられる。
- QRコード生成
- 面接URLをワンクリックでQRコード化し、画像として保存できる機能。求人票やイベント配布物にQRコードを掲載すれば、紙やリアルの接点からそのままAI面接への導線をつくれる。求職者はスマートフォンで読み取るだけでアクセスできるため、応募への心理的ハードルを下げられる。
- 子ユーザー追加機能
- 管理者がメンバー用のログインアカウントを即座に発行できる機能。ベンダーへの依頼や承認待ちは不要で、採用チームの体制変更にもすぐに対応できる。
4. セキュリティ強化
- 2段階認証
- ログイン時の2段階認証を、任意で有効/無効に切り替えられる機能。求職者の個人情報や面接動画など、機密性の高い情報を扱うからこそ、アカウントへの不正アクセス対策は不可欠。万が一パスワードが漏洩した場合でも第三者のログインを防止でき、安心して運用を続けられる。
- 閲覧パスワード制限
- 閲覧できる動画の範囲をパスワードで制限できる機能。「この面接動画はこの担当者だけ」といったアクセス管理ができるため、関係者以外に求職者の情報が見えてしまうリスクを防げる。複数部署でサービスを利用する場合でも、選考情報を適切に管理できる。
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