同調査は、「キャリタス就活2020」学生モニターのうち、2020年3月に卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生を含む)を対象に、3月1日~6日の期間に実施され、1318名(文系男子448名、文系女子383名、理系男子340名、理系女子147名)から回答を得ている。
調査対象者の、1人あたりのエントリー社数は平均23.1社で、前年調査(22.4社)から0.7社増加した。
エントリーシート提出者は52.0%で、筆記試験受験者は54.6%、面接試験受験者は46.4%と、いずれも前年同期から10ポイント以上増えている。
3月1日時点での内定率は13.9%で、前年同期(8.0%)を5.9ポイント上回っており、内定取得者のうち就職先を決定して就職活動を終了した人は10.4%(全体の1.4%)だった。
OB・OG訪問を経験した人は21.1%で、前年(16.1%)より5ポイント増加し、訪問相手の探し方としては「マッチングサービスを通じて探した」(35.6%)がもっとも多い。
3月1日時点での志望業界は、「素材・化学」が最多で、以下「情報・インターネットサービス」「情報処理・ソフトウェア」が続く。
そのほか、就職活動の中心となる予定の企業規模は「業界トップの企業」(24.2%)と「大手企業」(33.8%)と、大手狙いの学生が約6割を占めており、就職活動を終えたい時期は6月上旬(20.1%)がもっとも多い。また、企業研究を行う上で知りたい情報では、「実際の仕事内容」「社風」「求める人材像」が上位となっている。