「2020年卒マイナビ大学生就職意識調査」は、2020年3月卒業見込みの大学3年生および大学院1年生を対象に、2018年12月1日~2019年3月21日の期間に行われ、48064名(文系男子13341名、文系女子19811名、理系男子8789名、理系女子6123名)から有効回答を得ている。
調査対象の学生に、企業選択のポイントを尋ねたところ、「安定している会社」(39.6%)が「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」(35.7%)を上回り、2001年卒から開始した集計方法以来、はじめて最多となった。また、男子は4割を超える結果となっている。
そのほか、「給料の良い会社」(19.0%)、「休日、休暇の多い会社」(12.2%)が前年よりも数値を伸ばしており、安定を求めるとともにワークライフバランスが成立するような職場で働きたいという傾向がうかがえる。
行きたくない企業について尋ねた質問では、これまで19年連続で1位だった「暗い雰囲気の会社」(28.5%)を、「ノルマのきつそうな会社」(34.7%)が上回って最多となった。また、「転勤の多い会社」(23.6%)が「仕事の内容が面白くない会社」(18.4%)を上回って4位となり、3位の「休日・休暇のとれない(少ない)会社」(24.9%)に迫っている。