同調査は、「キャリタス就活」2020学生モニターである、2020年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生を含む)1293名(文系男子419名、文系女子392名、理系男子339名、理系女子143名)を対象に、5月1日~6日の期間に実施されている。
調査対象者の1人あたりのエントリー社数の平均は27.2社で、前年同期調査の28.5社をやや下回った。エントリー企業は「3月より前のインターンシップなどで知った企業」の割合が年々増加している。
企業単独セミナーへの参加社数は10.3社で前年(12.0社)を下回っており、調査対象者の過半数がリクルーターとの接触経験があるという。なお、リクルーターとの接触のきっかけとしては、「インターンシップに参加したら連絡が来た」がもっとも多かった。
エントリーシート提出社数の平均は11.8社、筆記・Web試験は8.3社、面接は5.4社で、いずれも前年を上回っている。調査対象者の62.3%がすでに最終面接を経験しており、前年同期(54.3%)を8ポイント上回った。
5月1日時点での内定率は51.1%で、4月時点の26.4%から24.7ポイント上昇している。21.8%が就職活動を終了し、約8割は就職活動を継続するという。
内定を得た企業を業界別に見ると、「情報処理・ソフトウエア」が最多で、以下「建設・住宅・不動産」「調査・コンサルタント」が続く。なお、6割を超える学生が、インターンシップに参加経験のある企業を就職先として選んでいる。
一方、就職活動を継続する学生の、現時点での志望業界は「情報処理・ソフトウエア」が1位で、以下「銀行」「インターネットサービス」という順だった。
そのほか、「就活川柳」には以下のものをはじめとする、11句が選出されている。