同検定は「アルゴリズムをデザインし、コーディングする能力」、つまり1からプログラムを作成する能力を問う。「知識型ではない」「受験者が得意なプログラミング言語を選べる」「アルゴリズムの実力を測る」という3点の特徴により、可視化が難しかったプログラミング能力を5段階でランク付けする。ランクは獲得した点数(満点は100点)で決められ、エントリー(25~39点)、初級(40~59点)、中級(60~79点)、上級(80~89点)、エキスパート(90~100点)となっている。出題は15問で、試験時間は5時間。
第1回の同検定は458名が受験。AtCoderのプログラミングコンテストに参加したことのない一般受験者も全体の約3割(126名)が参加した。ランクとして最も多かったのは初級の33%(150名)で、全体の半数を超える52%(240名)がエントリー・初級ランクだった。また、全体の14%(66名)がエキスパートランクを獲得し、そのうち38名が満点のスコアだったという。ランク認定された受験者には認定証が発行された。
なお、第1回で出題された問題が、アルゴリズム実技検定のWebサイトで公開されている。開催時と同様の形式で問題に挑戦、採点ができる。
同検定の第2回は2020年4月に実施予定。