今月の注目書籍
前月の26位から15位にアップした『ひとりでできる 必要なことがパッとわかる 人事・経理・労務の仕事が全部できる本』(原尚美/菊地加奈子著、ソーテック社刊)は、人事1年目の新人スタッフが行う基礎的な業務から、3年程度の中堅スタッフが行うワンステップ上の業務までを解説。社長・役員が関わるような緊急時での対応にも触れる。今はリモートワーク(テレワーク)で、新人に直接指導できなかったり、上長にすぐ質問しづらかったりする。便利な一冊だろう。
先月の519位から一気に28位へジャンプアップした『ストライキ2.0 ブラック企業と闘う武器』(今野晴貴著、集英社刊)。ブラック企業に関する著作で受賞経験もある著者が、世界各地で増えつつある新しいタイプのストライキについて解説。賃金の伸び悩みや収入格差が顕在化してきた日本国内にもその波がやってくるか。
最後に紹介するのは、今回はランキング外だったが、3月28日の発売以来売れ行き好調な『組織論と行動科学から見た 人と組織のマネジメントバイアス』(曽和利光/伊藤洋駆著、ソシム刊)だ。四半世紀以上にわたり人と組織のマネジメントに携わってきた著者の「人や組織は、世界中の研究者が発見し、積み上げてきた常識、原理と原則をベースにマネジメントするべきだ」という想いの下に上梓された力作。
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1位から50位までの全体ランキングについては次のページに掲載している。なお、前月順位についてはデータ取得の方法・仕様により変動する場合がある。