moovyは、求職者と求人企業を採用動画を使ってオンラインでマッチングする、30秒の動画配信プラットフォーム「moovy(ムービー)」のβ版を公開した。求人企業は、自社の採用PRやブランディングのために利用できる。
moovyでは、文章だけでは伝わりにくい企業内の個人や組織の特徴などを求職者に動画で伝えることができ、より良質な動機づけを可能とする。また、スマホ向けの短尺(30秒)×タテ型動画である点も特徴で、採用動画をTwitterなどのSNS上で簡単にシェアできる。さらに、求職者を直接ダイレクトリクルーティングできるスカウトおよびメッセージ機能も実装されている。
新型コロナウイルスの影響によって採⽤活動のデジタル化が進む中、オンライン面接を導入している企業は90%を超えている。しかし、求職者・求人企業ともに満足のいく活動が十分できておらず、「動機づけ」や「見極め」の難易度が向上している。 ⽴教⼤学経営学部 中原淳研究室 オンライン⾯接の実態に関する調査報告書(柴井伶太・佐藤智⽂・中原淳(2020))によると、働くイメージを持たせることができたと回答した採用担当者は、対面での選考では78.8%に対して、オンライン面接では55.1%となっているのが現状だ。
また、採用動画を求める人の割合は9割を超えており、採用動画を見ることで「志望度が上がった/大きく上がった」と好意的な回答をした求職者は76%となっている(プルークス調べ)。
同社では、2020年9月末まで無料でサービスを利用できるキャンペーンを実施中。また、東京23区で創業10年未満のスタートアップ企業については、動画制作代行が10本まで無料となる。契約の自動更新もないため、試した後に解約をしても料金は発生しない。