エンファクトリーは、PR業務で課題を抱える企業を対象に、副業もしくはフリーランスで活動するPRのプロを紹介する人材マッチングサービス「PRプロクル」を7月29日より開始した。
コロナ渦において企業のDX推進が今後も大きな注目を集める中、地方の企業を中心にPRに対するニーズがますます高まっている。しかし、従来のPR代理店ではコスト面でのミスマッチのほか、依頼時点で担当者ごとの得意領域やレベル感が見えないことでの人選のミスマッチも発生するリスクがある。また、専任で広報担当者を採用することも容易ではない。一方で、ロナウイルス感染症の影響によってテレワークが浸透し、物理的・時間的制約から解放され、新たなワークスタイルとして副業の一般化に拍車がかかることが予想される。
そういった中、2011年の創業以来「専業禁止」という人材理念を掲げ、社員の6割が副業を実践するエンファクトリーは、自らも副業でPR人材を活用し、多くのメディア掲載を獲得してきた実績も踏まえ、副業・フリーランスのPRのプロと企業をマッチングするPRプロクルを開始する。
PRプロクルは「新製品のPRをしたいが専任広報がいない」「PR会社に依頼すると多くの予算がかかる」「自社に合う担当者をアサインしてくれるか不安」「地方の会社のため、都心のメディアにアプローチできない」などといった悩みを抱える企業に対して、登録する人材データベースの中から、得意分野、持っているメディアネットワーク、予算などの要望に応じて、最適な人材を紹介する。リリース時点では、PR経験が最低でも3年以上の様々な業種の人材が登録しており、PRプロクル事務局を含めたオンラインでのマッチング面談を通じて、担当者との相性や業務範囲も事前に確認した上で、業務の発注が可能。
今後、エンファクトリーでは、Withコロナ時代に対応した新たなワークスタイルを提供すべく、PR領域のみならず、HR、マーケティング、経理など、さまざまな職種における副業・フリーランス人材と企業とのマッチングを図るサービスを展開していく予定。