Uniposは、部署を越えたつながりを見える化する分析機能を8月6日より提供開始。これにより、従業員のコミュニケーションデータから、部署間連携の兆しとなる他部署への関心度をリアルタイムに把握することを可能にする。
この機能を実装した背景には、2020年4月にUniposが行った調査結果があるという。テレワークの長期化により深刻になる組織課題の上位2位に「コミュニケーションの取りづらさ」「社内連携のしづらさ」が挙げられた。ここからは、離れて働くことが定常化する中で、組織内でのつながりが薄れサイロ化が深刻になることへの懸念がうかがえる。オンラインコミュニケーションを活用して部署間の連携を強化することは、テレワーク組織の喫緊の課題に映る。
Uniposには、組織内で日々行われているコミュニケーションのデータが蓄積されていく。そこで、部署を越えてやりとりされるデータを活用することで、他部署への関心度や連携の実情といった部署間のつながりをリアルタイムで見える化できると考え、分析機能を提供するに至った。
部署間連携の分析機能では、「従業員がどれだけ他部署に対して興味・関心を持っているか」という観点で部署を越えたつながりを見える化する。具体的には、Uniposのタイムライン上での投稿や拍手のデータを用いて、「部署を越えたつながり」が生まれるまでを以下のように3つの段階に分ける。各段階に属する従業員の割合を示すことで、部署間連携度をリアルタイムで見える化する。
第1段階:他部署に無関心
第2段階:他部署へ関心がある
第3段階:他部署メンバーと連携が起きている
分析は、時系列と部署別で行うことができる。時系列では、対象となる部署の直近6か月の部署間連携度の推移を把握できる。時間軸で俯瞰して組織状態を把握することで、他部署への関心の変化をいち早く察知できるようになり、組織のサイロ化などの問題が顕在化する前に対策を講じられる。
部署別では、複数の部署を最大で10部署まで選択して部署間連携度を比較できる。各部署の部署間連携度を相対的に比較することで、優先度を付けながら効果的な組織改善ができるようになる。