学情は、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「インターンシップの参加状況」に関するインターネットアンケートを実施した。調査期間は2020年12月22日~2021年1月5日で、有効回答数は281名。
インターンシップ(1日仕事体験・業界研究セミナーなどを含む)に参加したことがある学生は67.3%で、約7割の学生にインターンシップへの参加経験がある。
経験したことがあるインターンシップの参加方法は、「オンライン」が52.1%で最多。次いで、「オンラインとリアル(対面)両方」31.1%、「リアル(対面)」16.8%と続く。つまり、「オンラインでのインターンシップ参加」を経験している学生は83.2%、「リアル(対面)でのインターンシップ参加」を経験している学生は47.9%と分かる。
回答した学生からは、「オンラインだと授業がある日も参加しやすい」「都内から、九州本社の企業のインターンシップにも参加でき、交通費の節約になった」など、オンラインで参加しやすくなったという声がある一方、「リアル(対面)のほうが、オンラインよりも企業の雰囲気が分かりやすい」といった指摘もあった。
インターンシップの参加社数は「3~5社」が39.5%で最多、次いで「1~2社」34.2%となった。「10社以上」の参加経験がある学生も12.6%いる。
初めてインターンシップに参加した時期は「3年生の6~8月」が最多で43.2%、次いで「3年生の9~11月」31.6%と続き、多くの学生が3年生になってからインターンシップに参加したことが分かる。学生からは「コロナ禍で内定を得るためには、早くから準備をしないといけないと感じ、夏からインターンシップに参加した」「夏休みから情報収集や自己分析を開始し、9・10月にはインターンシップへも参加して企業研究をしている」などの声が寄せられた。このことから、新型コロナウイルスの影響を意識して企業研究を進めている学生が一定数いることが見て取れる。また、「大学1年生のとき」「大学2年生のとき」も15.8%に上った。
インターンシップに応募したけれども参加しなかったことがある学生は30.9%。参加しなかった理由として、「インターンシップの選考に合格できなかった」「コロナ禍で、リアル(対面)のインターンシップに参加することに不安があり直前でキャンセルした」などの声が挙がった。