マイナビは、2022年卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象に実施した「マイナビ 2022年卒大学生活動実態調査 (3月1日)」の結果を発表した。調査期間は2021年3月1日~3月3日。3513名(文系男子567名、理系男子498名、文系女子1699名、理系女子749名)から回答を得ている。
2022年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率は10.0%(前年比0.4ポイント減)、平均内々定保有社数は1.4社(前年比0.1社増)であった。2022年卒の学生は、コロナ禍での就職活動準備期間となったが、3月1日~3日時点の内々定率は、前年度と同水準を維持している。
また、新型コロナウイルス収束のめどが立たない中、自身の就職活動に何らかの影響があると回答した学生は79.3%(「影響がある(46.4%)」+「どちらかというと影響がある(32.9%)」の合計)だった。昨年(82.9%)よりもやや割合は減っているものの、大多数の学生は新型コロナウイルスが自身の就職活動に影響があると考えていることが分かった。
各就職活動のフェーズで、対面、Webのどちらでの実施を希望するかについて、「全工程(会社説明会~最終面接)WEB化してもかまわない」という回答が39.3%で最多であった。昨年は「会社説明会はWEB化してもいいが、1次面接以降は対面での実施が望ましい(49.2%)」という回答が最多であったのに比べ、22年卒の学生はWEB開催のインターンシップなどの経験を通して、Web化に対して順応していることが分かる。
学生の自由記述からは、「時間と費用の節約になるので新型コロナウイルスが収束してからも続けてほしい」「WEB面接か対面面接か選べるようにしてほしい」という意見も挙がっており、新型コロナウイルスの感染対策としてだけではなく、Web化による利便性を強く感じている学生がいることが分かった。