学情は、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、就職活動に関するインターネットアンケートを実施。今回は「スカウトメール」に関して調査した。調査期間は2021年3月12日~3月23日。「あさがくナビ2022」サイトへの訪問者1016名から回答を得ている。
プレエントリーしたくなるスカウトメールは、「希望する職種と合っている」が76.9%で最多。次いで、「希望する業界と合っている」63.7%となった。希望と合致する職種・業種の企業からスカウトされると、プレエントリーしたいと感じる学生が多いことが分かる。「セミナーの参加方法(オンライン・リアル)が選択できる」30.6%、「セミナーの日程が希望と合っている」27.6%となっており、「セミナー参加」の具体的なアクションを起こせるメールにも好感を持つ学生が多いと推察される。
また、スカウトメールに記載されているとうれしいことは、「自分にスカウトを送ろうと思った理由」が78.4%で最多となった。2022年卒学生(1999年前後生まれ)は、SNSのパーソナライズされた情報に親しみ、One to Oneのコミュニケーションを好む世代。自分の興味に合った情報を受け取ると好感度が上がり、自分の興味と関連のない情報を受け取ると好感度が下がる傾向だ。自分宛の情報を好む世代のため、なぜ自分にスカウトが届いたのかを重視していると考えられる。次いで、「具体的な仕事内容」60.8%、「希望の業種や職種、条件と合致するか」49.8%と続いた。
スカウトメールでうれしい特典1位は「書類選考」74.3%、2位は「一次選考免除」69.6%となった。選考の一部が免除される特典のあるスカウトが喜ばれている傾向。「就活のアドバイスがある」39.5%、「面接のフィードバックがある」33.5%も回答を集めており、就職活動に役立つ特典も人気があることが分かる。