ビジネス数学検定は、日本数学検定協会が開発したビジネスパーソンに必要とされる実用的な数学力・数学技能を測定する検定。試験には下位資格のLite、上位資格の2級、最上位資格の1級が用意されている。
この検定では、より実務に必要とされる数理的な考え方を、現状認識や問題発見をつかさどる「把握力」、定量分析、定性分析に発展させる「分析力」、意思決定、状況判断を研ぎ澄ませる「選択力」、シナリオプランニング、シミュレーション能力を磨く「予測力」、プレゼンテーション能力や図解力を発揮する「表現力」の5つの力に分類している。ビジネス数学検定で出題されるビジネスシチュエーション問題は、この5つの力を背景に選出されているという。
検定の概要は次のとおり。
- 検定時間/問題
- 【Lite】60分/30問(五者択一問題)
- 【2級】60分/30問(五者択一問題)
- 【1級】90分/30問(五者択一問題)
- 検定料
- 【Lite】2160円(税込み)
- 【2級】4320円(税込み)
- 【1級】6480円(税込み)
- 検定結果
- 各階級とも合格点は70点。1級のみ、A合格(70点以上)、AA合格(80点以上)、AAA合格(90点以上)の合格ランクを設定。
検定結果は「合格」「不合格」のほか、総得点、および、「5つの力」それぞれの得点を表示し、どの部分に強み・弱みがあるのかをレーダーチャートを用いてビジュアルで評価する。
- 試験方式
- インターネット上で受検できるCBT(Computer Based Testing)方式。5つの力の分析結果や総合スコアは受検直後に表示される。
検定のサンプル問題はこちらに用意されているので、ぜひチャレンジしてみていただきたい。また、年の瀬で忙しい人も多いが、試験の所用時間は1時間程度と短い。年末最後のスキルチェックに役立てみてはいかがだろう。