ファイブニーズは、コロナ禍でオンライン化が加速することによるコミュニケーション不足を解決すべく、4月22日・23日に「キャンプ新人研修」を実施するとともに、2021年度からはメンター制度に加えて独自の分析で社員同士を組み合わせる「ブラザー制度」を開始する。
同社では、社長である岡崎雅弘氏の発案でコロナ禍以前の6年前から「キャンプ新入研修」を行っている。1泊2日のキャンプ体験をベースに、テント設営などの協働作業や焚火を囲む団らんは、新入社員・先輩社員間の連携を強める。早期に互いの“ありのままの姿”を発見することでコミュニケーション不足を防ぎ、組織のチームワーク力の向上に役立つと社員からも好評だという。2021年は3名の新入社員が自らの「キャンプ新人研修」を一から企画し、準備を進めている。
また、2021年度から同社が人材育成に取り入れたブラザー制度は、メンター制度のような上下関係というよりも、ブラザー(兄)のような心構えで、新入社員に対して業務のサポートや人間関係・メンタル面でのフォローをするもの。相性が合わないと不満の原因になるが、同社ではこれまで独自に蓄積してきたアセスメント(行動特性や性格分析)のデータをブラザー制度へ利用し、個人の強みや弱みを把握した上でブラザーをマッチングする。先輩社員もアセスメントを鑑みながら後輩と接するマネジメントスキルを醸成できるように工夫されている。