パーソルホールディングスは、社員一人ひとりのキャリア自律を目的に、他部署の業務体験制度や各種研修、グループ間異動や海外転勤へのチャレンジなどさまざまな施策を行っている。今回、2020年度初実施となった他部署の業務体験制度「ジョブトライアル」についての実施レポートを含めた施策について発表した。
パーソルグループでは、国内約3万人の社員に対し、学び・気づき・体験・行動などさまざまなフェーズに合わせた7個の人事施策を実施。それらの施策を通じ、社員が自身のキャリアに向き合い、自律的に考え行動することを目的としており、2017年の10月開始からのべ2500人が各種施策に参加している。どれに参加すればいいか分からないという社員に向けては、チャート形式でお勧め施策が分かる「キャリア応援ガイド」を作成。また、キャリアに関するポータルサイトを開設し、チャットボットによる24時間対応も開始、社員の「はたらいて、笑おう。」を支援している。
2020年度に初めて実施した、会社・部署の垣根を超え新しい仕事を経験し学びを得る人事施策 「ジョブトライアル」では、事前説明会に500名超が参加。70ポジションの募集に対し、200名超の応募があった。
「ジョブトライアル」の特長 1)体験は、最大で月8時間×3か月とし、現業務と両立が可能 2)体験業務は実業務サポートとプロジェクト業務の2種、2020年度は70件以上から応募可能 3)案件の約8割がリモート!地域の枠を超えた業務体験が可能
なお、参加者の満足度は98%に及び、「新たな発想・思考を得られた」「自身の適性を知れた」「自身のスキルを他業務で活用できるか試すいい機会になった」「自身の業務を客観的に見ることができた」などの声が聞かれたという。また、社員を送り出した部署からは「物事を捉える視点が変わった」「視野が広くなった」、受け入れ先からは「事業や組織の成長に繋がる」「仕事の意義を再認識できた」「メンバーの育成機会になる」などの声が聞かれている。