マイナビは、2022年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2022年卒 学生就職モニター調査 8月の活動状況」の結果を発表した。調査期間は、2021年8月25日~8月31日。1906名(文系男子330名、理系男子498名、文系女子526名、理系女子552名)から回答を得ている。
今年の就職活動を表す漢字の1位は「苦」で、2年連続の1位となった。2位は「楽」で、文理男女別では理系男子のみ「楽」が1位だった。続いて、3位に「耐」、4位に「難」、5位に「迷」、6位に「辛」と並び、withコロナ2年目の就活は、多くの学生にとって「苦難に耐えて、迷って辛い」と感じる険しい道だったようだ。8位の「挑」は2000年(2001年卒)の調査開始以来初のベスト10入りとなった。
就職活動のテーマ曲1位は、2年ぶりにゆずの「栄光の架橋」が返り咲いた。2位はYOASOBIの「群青」で、歌詞の内容が自分の就職活動と重なったという選曲理由が多く挙がった。また、前年に続いてトップ10に嵐の曲が3曲ランクインした(4位「ファイトソング」、5位「サクラ咲ケ」、8位「Happiness」)。そのほか新しい顔ぶれとしては、6位にAdoの「うっせぇわ」、10位に日向坂46の「青春の馬」と、それぞれ初のトップ10入りとなった。
「あなたの就活をドラマ化するなら主演は誰か」を聞いたところ、男子の主演俳優の1位は2年連続で菅田将暉さん、女子の主演俳優の1位も2年連続で永野芽郁さんとなった。演じてほしい自分の就活シーンでは、自分の就活に寄り添ってくれる家族や恋人、就活の転機となった企業の人事担当者、ともに就活する同志となる友人、などのエピソードが挙がった。
今後のライフイベントで「育児」を希望する女子の割合は60.4%(前年比3.3ポイント減)、男子は微増の52.9%(前年比0.2ポイント増)だった。また、「結婚」も「育児」も希望しない男子は19.0%(前年比1.9ポイント増)、女子は20.1%(前年比3.2ポイント増)で、いずれも2年連続で増加した。人生100年時代の到来に際して、何歳まで働き続けたいかを聞いたところ、男子の平均は65.6歳(前年比1.7ポイント減)、女子の平均は63.3歳(前年比0.7ポイント増)で、前年より男女差が縮まった。