プロティアン・キャリア協会は、出光興産に「プロティアン・キャリアドック(組織版)」(従業員のキャリア自律を促す組織開発サービス)を2021年10月より開始、約4か月にわたり実施することを発表した。
この取り組みでは、プロティアンとは何かを伝える参加型セミナーのプロティアンセミナーと、個人のキャリア戦略をケーススタディにキャリア資本の考え方も取り入れてワークを行うプロティアン・キャリア研修、そして実際の日々の行動や内省を行う場としてキャリア戦略会議を日常に組み込むことで、行動変容を支援する。
プロティアン・キャリアドックとは、人的資本最大化に向けて企業が経営戦略・人事戦略に基づき、キャリアコンサルティング面談と多様なキャリア研修などを組み合わせて、体系的・定期的に組織開発支援を実施するとともに、現代版プロティアンキャリア理論・実践手法を通じて、変化に適合する組織・個人をキャリア戦略で結合し、組織と個人の関係性を変え、キャリア開発を促進する総合的な取り組みのこと。
プロティアン・キャリアドックの特徴は次のとおり。
- 組織(経営)視点導入 人的資本最大化に向け、自律し自ら考動する従業員の育成を通じて変化に強い組織づくりと生産性・創造性向上(による業績アップ)を目指し、従業員の個を尊重することにとどまらず、組織(経営)の視点をプログラムに取り入れている。
- 研修ではなく組織開発 単発の研修ではなく、さまざまなプログラムを企業課題に応じて継続的に取り組むことによって組織風土改革も図る。そのため、スポットの研修ではなく組織開発として取り組む。
- 多彩なプログラム 支援プログラムも多彩なため、各社の組織課題に合わせた細やかな支援が可能。