こちらから本記事の前編をお読みいただけます。
フリーランスに業務を依頼するにあたって
Question 8
タレントマネジメントの方法、ポイントは?
Answer 8
タレントマネジメントにおいては、個人情報の管理に加え、スキルや資格、業務実績などの情報管理が重要になります。加えて、業務上のコミュニケーションスタイルなど本人特性について情報管理することも大切なポイントです。
フリーランスの場合、社員以上に業務のスタイルやスタンスが多様です。それらの特性と任せる業務のマッチ度・相性によっては、うまくいきそうに見える業務がうまく進まないこともあり得ます。そのため、個々人のスキルはもちろん、特性を鑑みたアサインを行えるように、ルールやオペレーションを設計することが重要なポイントになります。
また、過去どういったプロジェクトで誰をアサインした、というような過去履歴をしっかりと蓄積しておくことも大切です。これによって、あるフリーランスとある社員が初めてタッグを組む場合に、社員に業務履歴を参考にしてもらうことで、フリーランスへの理解や信頼が深まり、連携が円滑になります。
フリーランスの定着・活躍に向けて
Question 9
フリーランスのオンボーディング・定着はどのように支援したらよい?
Answer 9
無理なく稼働開始できるよう、サポート体制を作る
どれだけレベルが高いフリーランス人材であっても、最初から無理なく業務を進められるわけではありません。業務オペレーションは企業ごとに異なるので、まずはそれを習得してもらう必要があります。そのため、できる限りマニュアルや各種テンプレートなどを用意しておくことが大切です。フリーランス向けにオンボーディングや交流会を設計している企業もあります。
定期的なコミュニケーションを大切にして信頼関係を強化
定期的に面談や電話、メールなどでコミュニケーションをとり、サポートすることが大切です。会話の中で業務改善ポイントが見つかったり、フリーランスと信頼関係を強化することにつながったりもします。
長く活躍してもらうためにインセンティブ施策を検討する
優秀なフリーランスに長期にわたって活躍してもらうためには、業務へのコミットメントを高める取り組みが有効です。報酬アップやアサイン優先順位アップなど、インセンティブ施策を検討するのも一つの手です。パフォーマンスを向上させた結果、収入にプラス影響があれば、発注元企業と長く付き合っていきたいという動機が強化されます。