キズナキャストは、EVOL、OD Lab、ウェルビーイングデザインの3社と業務提携し、「前野隆司監修 Well-Being マネジメントプログラム」の実証実験を4月より開始する。
実証実験の概要は以下のとおり。
- 名称:前野隆司監修 Well-Being マネジメントプログラムの実証実験
- 対象:上場企業およびそれに準ずる企業
- 趣旨:10年遅れているといわれる日本のWell-Being経営を推進し、従来課題であった経営とWell-Beingの相関を明確にする
同実証実験では、慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科の前野隆司教授(以下、前野教授)による、個人におけるWell-Beingについての研究や、ウェルビーイングデザインおよびEVOLによって開発・運用されてきたWell-being向上プログラムなどに、組織開発の要素を組み合わせWell-Beingマネジメントプログラムを新たに開発。日本企業への導入を推進するという。また、事業を推進する上で、OD Labとキズナキャストが実施部隊として参加し、4社が提携する形となる。
具体的には、前野教授のWell-Beingに関する基礎研究を応用展開し、同氏が代表を務めるウェルビーイングデザインとEVOLが、基本プログラムの開発・運用を担う。ここに、大手企業を中心とした組織開発の実績を持つOD Labが参画し、戦略策定と実務の実践における知見を持つキズナキャストが加わることによって、チームを組織している。
まずは、1月より同プログラムの参加企業を募り、4月から実証実験をスタートする予定だという。
プロジェクトの目的と社会的意義
- 日本企業におけるWell-Being経営の、世界に対する10年以上の遅れを取り戻す
- 将来的に日本発のWell-being経営のマネジメントスタイルを、日本がリーダーとなって世界へ発信
- SDG'sでは、8番を中心に、3、4、5、9、10、16に貢献
本プロジェクト実証実験の企業の参画メリット
- 前野隆司教授の知見を取り入れたプログラムが利用可能
- 海外で先行するWell-Being経営を、日本企業に取り入れる取り組みを推進できる
- アカデミックな裏付けをベースに実践可能
なお、同プログラムに関する詳細について、1月および2月に行われる説明会で発表があるという。具体的なスケジュールは以下のとおり。
- 場所:オンライン
- 日時:1月19日(水) 10:30~、20日(木) 12:00~、21日(金) 12:00~、2月4日(金) 10:30~
- 申し込み:公式サイト
- 実証実験への参画申し込み期間:1月中旬〜2月上旬
- プレス発表:3月中旬
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