職業安定機構が運営する人材紹介エージェント「TALENT BASE」は3月24日、選考で落選した学生を他企業へ推薦するインターン採用サービス「TALENT POOL」をローンチした。
TALENT POOLは、「インターン採用を、より効率的に」を掲げ、インターン選考を受けた学生を企業間で推薦し合えるサービスとなっている。
従来、企業は不採用になった学生に対して、テンプレのお祈りメールで不採用を通知する場合が多かったが、TALENT POOLのユーザー企業はお祈りメールで「あなたはうちでは採用できなかったけど、素晴らしい学生なので、弊社の選考で惜しくも採用には至らなかったが優秀な学生としてTALENT POOLで推薦し、あなたのこれからのキャリア形成を応援させてください」といった文面で、TALENT POOLへの登録を学生に促せるようになる。
これにより、TALENT POOLは企業側から預かった推薦文を基に、他社へ学生を紹介。もし他社で採用に至った場合、推薦元企業に対してはTALENT BASEによる人材紹介の支払い時に使えるポイントが付与される。
付与されたポイントを使用することで、企業と学生は以下のようなメリットを得られる。
-
企業
○ 付与されたポイント分、お得に人材採用を行うことができる
○ 「学生に寄り添う企業」として世の中にPRでき、ブランド向上を図れる
-
学生
○ 落選経験が無駄にならず、効率的な長期インターン探しが可能
また、同社はTALENT POOLの提供を通じて、インターン採用をより効率的にしていくとともに、中途人材やCXO採用などの効率化にも、今後提供していくサービス群により寄与していく方針だという。
【関連記事】
・インターンシップ参加などを最も促すのは「メール」、中でも効果が高いのは―学情調べ
・2023年卒調査実施、9月時点でインターンシップ参加割合は約7割―リクルート
・緊急事態宣言を受け、web形式のインターンシップを希望する学生が対面形式を上回る