明光ネットワークジャパンは、外国籍社員が在籍もしくは採用を検討する企業・団体向けに、日本語コミュニケーション力を測定・評価する「明光式日本語測定試験 JapanyTest」を開発し、6月より提供開始した。
同社は、従来の試験結果と実際の就労場面における日本語能力にギャップを感じている企業からの声を受け同試験を開発。「日本語の言語知識」のみならず、その言語知識をいかに運用できるかといった「課題達成力」や、「相手への配慮ができるか」「相手にどのような印象を与えるか」といった日本語コミュニケーション能力を総合的に測定することを目的としている。
なお同試験は、「読む」「聞く」「書く」「話す」「やりとり」の5つのセクションで構成。問題は「就労場面において日本語で何ができるか」という観点で課題設定され、上司に休みの許可を求める、電話の内容を聞き取って伝言メモを書くといった、ロールプレイ形式や記述形式の問題を出題。試験官と受験者は1対1で試験を行い、「日本語能力(言語知識)」と「コミュニケーション能力」の2つの基準で評価を行う。同社は、それぞれのレベル指標の他、評価表をもとにした個別のフィードバックや、企業での研修・人材育成に役立てることを想定しているという。
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