ビズリーチが運営する研究機関「ビズリーチ WorkTech研究所」は、ビズリーチ会員を対象に、社内異動に関するアンケートを実施した。
71.5%が他部署からのスカウトを受けてみたい
社内のほかの部署からスカウト(社内スカウト)を受けてみたいか質問したところ、71.5%が「社内スカウトを受けてみたい」と回答した。

社員が感じる社内スカウトの魅力は、自身のスキルや経験の客観的な評価が分かる点
どのようなスカウトに魅力を感じるかという質問に対し、「自分のスキルや経験に対する評価が分かる」が70.1%と最も多く、社内スカウトを通じて自身のスキルや専門性に対する客観的なフィードバックを強く期待していることが分かった。
次いで、「自身の専門性をより高められる、または活かせる」が42.8%、「自身の市場価値を高めるスキルや経験が得られる」が36.7%となり、客観的な評価の可視化にとどまらず、社内スカウトから具体的なスキルアップやキャリア形成につなげたいというニーズがあることも分かる。

転職希望者の72.0%が「社内スカウトを受けてみたい」と回答
社内のほかの部署からスカウトを受けてみたいかという質問に関して、現在転職を検討しているビジネスパーソンに限定して集計すると、72.0%が「受けてみたい」と回答していた。この結果から、転職を検討しているビジネスパーソンであっても、社内スカウトによる希望のキャリア形成に興味があることが分かる。社内スカウトを転職と同様に理想のキャリアを築くための手段のひとつとして捉えており、企業は社内における新たなキャリアの選択肢を示すことができれば、人材の社外流出を止められる可能性があることを示唆している。

なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査内容:転職やキャリア観、社内異動に関するアンケート
- 調査対象:ビズリーチ会員
- 調査期間:2025年8月4~10日
- 有効回答数:648
- 調査元:ビズリーチ WorkTech研究所
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