クラウドワークスは、人的資本経営ツール「Human Capital FORCE」の提供を開始した。
Human Capital FORCEは人的資本価値をDCF法 [1] で算出することにより経営指標化し、組織のコンディションを可視化することで企業の人的資本経営を支援するツール。
注
[1]: 会社が将来生み出す価値を、キャッシュフローをベースに割り引いて現在価値に換算する方法。人的資本価値算出にこれを応用するもの。
同サービスの特徴は次のとおり。
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- 人的資本価値をモニタリング可能にし、経営指標化
- DCF法で人的資本価値を数値で算出、モニタリング可能
- 他の経営指標と比較可能な経営指標として活用方法を提案
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- 離職防止すべきコア人材を可視化
- 3つのHRツールにより、本当に離職防止すべきコア人材を可視化
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- 人的資本開示方針を明確化
- 重要指標を特定し、人的資本開示の方針を明確化
- 株式市場との対話で再投資への理解・信頼の獲得
なお、正式サービス開始に先立ち、「Human Capital FORCE 先行プログラム」を10社限定で無料提供するという。
プログラムの概要は次のとおり。Human Capital FORCE 先行プログラムの申し込みフォームはこちら。
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- エンゲージメント調査
- 月1回の調査で、コア人材の離職防止や細やかな組織コンディション把握を可能にする。
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- 退職時期サーベイ
- 経営陣に伝えていない従業員の想いを数値で明らかにし、DCF法により将来期間の可能性を加味した「人材の現在価値」を算出する。
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- 人的資本価値算出
- 退職時期サーベイの結果に基づき、DCF法で組織の人的資本価値を算出する。
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- 「CWの人的資本経営:5つのステップ」に基づくコンサルティング
- 独自の人的資本経営ノウハウで貴社の人的資本経営を支援する。
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