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大注目のIT資格インタビュー

Pythonはインフラエンジニアにも人気! Pythonエンジニア認定試験は素直でバランスのとれた良問ぞろい


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 プログラミング言語「Python」の人気が急上昇中である。これをさらに加速すると思われるのが、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会がこの春から本試験の開始を予定している「Pythonエンジニア認定試験」だ。資格Zineの人気記事ランキングでも、同認定試験の発表を取り上げた昨年4月の記事はトップ10をずっと外さない。本稿では「Python入門」コースの講師を務め、いち早くPythonエンジニア認定試験(ベータ試験)に合格したCTCテクノロジー株式会社の講師お二人に、Pythonを学ぶ価値や認定試験を受けるメリットなどを聞いた。

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高まる人気に応えてPythonの教育コースと資格試験を立ち上げた

――CTCテクノロジーでは2016年にPythonプログラミング初学者向けの教育コースを開設されました。やはり、昨今のPython人気に応える狙いがあったのでしょうか?

藤江一博氏(以下、藤江):当社では、以前からRubyの教育コースを開いているのですが、実は受講者の中から「やはりRubyは難しい」という声がよく上がっていたんですね。そんな中、数年前からPythonへのニーズが高まってきました。そこで、Pythonのコースも手がけてみようじゃないかと、2015年末に企画を立ち上げ、2016年2月から正式に開講しました。

――そうすると、昨日今日で急に盛り上がったというわけでもないのですね。

藤江:むしろ、時間をかけて水面下でじわじわと温度が上がってきた印象です。当社のPython教育コースの立ち上げも、長期間にわたってRubyなどの受講者の声に耳を傾け、やはり必要だと判断した結果です。また、ふだんから交流のある吉政創成 代表取締役の吉政忠志氏[1]に相談したところ、「ぜひやりましょう」となって。吉政さんは「Pythonエンジニア認定試験」を立ち上げることになりました。だから、Pythonエンジニア認定試験と当社の教育コースは、ほぼ同時期にスタートしたわけです。こうした複数の動きが影響しあって、Python周辺の皆さんが、ここ数年でじわじわと盛り上がってきたという印象です。

CTCテクノロジー株式会社 エデュケーション 企画推進部 エデュケーションサービス統括課 藤江一博氏
藤江 一博(ふじえ かずひろ)氏
1990年、伊藤忠テクノサイエンス株式会社(現 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社)に入社し、教育部に配属。Advance CADを経てSun OS/UNIX、C/C++言語、関連コースを担当。Java登場と同時に新技術インキュベーションや開発プロジェクトを牽引。2007年に(第一回)CTCスーパーエンジニアとして認定される。2017年現在、エデュケーションサービス部に在籍し、PythonおよびRubyコースを担当。

Python入門コースはインフラエンジニアが多数受講、中には情シスの人も

――CTCテクノロジーで開講しているPython教育コースを教えてください。

藤江:現在「Python入門1」と「Python入門2」という初心者向けのコースと、それらの修了者レベルを想定した「Pythonスクリプト活用術」の計3コースがあります。さらに関連分野として、Linux OS管理に用いる構成管理ツール「Ansible」の基本を学ぶ「Ansible入門」もあわせて開講しています。

 Python入門1は、これからPythonでプログラミングを始めようという、まったくの初心者から受講できるレベルのコースです。学習内容も、Pythonの基本的な文法を学び、スクリプトを書いてみるという部分に絞り込んであります。

 Python入門2は、Python入門1修了レベルの方を対象に、クラスやオブジェクト指向といった内容にまで踏み込んでPythonを解説します。本格的にプログラミングをやってみようという方におすすめのコースです。

――すると3番目の「Pythonスクリプト活用術」は、いわば応用編でしょうか?

藤江:仕事として本格的にPythonでプログラムを書くとなると、基本文法の知識だけでは足りなくなります。そこで、標準ライブラリを使って効率よくスクリプトを作成できるスキルを身につけようというわけで、開発者として入門からさらに一歩踏み出すお手伝いをする内容です。

――Python入門1や2の受講者にはどんな方が多いのですか?

堀 直人氏(以下、堀):Windows、UNIX、Linuxなどを扱うインフラエンジニアが多いですね。特にUNIX、Linux系の方が多い印象です。Python入門1は、初めてプログラミング言語に触れるというレベル感からも、インフラエンジニアの皆さんにマッチしているのではないでしょうか。

藤江:Windowsには、Windows PowerShell[2]で何でもできる世界がすでにあります。そこをあえてPythonにチャレンジする方というのは、自分のスキルの幅や領域を広げたいのだと見ています。実際、PythonはさまざまなOS上で動き、利用できる範囲や環境がとても広い。そのため、SI企業の方もいれば金融系の方もいるという具合に、さまざまな業種・業界から受講があります。さらに、従来はこうした講座には参加がなかった情報システム担当者も増えていて、ここまでPythonの需要が広がっているのかと驚かされます。

[1]: Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事。吉政氏は他にも、PHP技術者認定試験やRails技術者認定試験の立ち上げ、運営を行っている。

[2]: Windows上で行う処理を自動化するためのWindows標準のスクリプト言語。

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この記事の著者

市古 明典(資格Zine編集長)(イチゴ アキノリ)

うさぎ化してますが、1972年の子年生まれ。宝飾店の売り子、辞書専門編集プロダクションの編集者(兼MS Access担当)を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。資...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

工藤 淳(オフィスローグ)(クドウ アツシ)

出版社や制作会社勤務の後、2003年にオフィスローグとして独立。もともと文系ながら、なぜか現在はICTビジネスライター/編集者として営業中。 得意分野はエンタープライズ系ソリューションの導入事例からタイアップなど広告系、書籍まで幅広く。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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