企業研修、人事組織コンサルティング事業を行うシェイクは、「2023年度入社 新入社員レポート」を発行した。
調査の概要と結果の抜粋は次のとおり。
- 調査対象者:2023年度新入社員 1925名
- 調査期間:3月9日~5月9日
- 調査方法:Webアンケートによる調査
働く目的は「自己成長」が最多
「働く目的」を聞いたところ、「自己成長」を選択した新入社員は59.4%と最多であった。
また、「働くにあたって楽しみなこと」の最多回答は、「新たな知識・スキルが身につくこと」(61.9%)であった。
「どのようなときにモチベーションが高まるか」という設問で、「自分自身の成長を感じられたとき」を選択した新入社員は、47.6%となり2年連続で増加している。
「収入」「お金を稼いで自立できること」の回答は増加傾向
一方で、「働く目的」で「収入」を選択した新入社員の割合は2年連続で増加していることが分かる。2021年と比較すると、10%近くの上昇となった。
また、「働くにあたって楽しみなこと」で「お金を稼ぎ、自立できること」を選択した新入社員の割合は、2022年と比較して約5%増加している。
自分の強みは「対人感受性・信頼関係構築」と感じている
「自身の得意なこと・強み」として、「他者の思いや考えを理解し、信頼関係を築くこと」を選択した新入社員は53.9%で、2位と18.4%の差があった。
モチベーションが高まるポイントは「承認」「達成」「成長」
「どのようなときにモチベーションが高まるか」で選択された割合が高い項目の上位3つは、「誰かから成果や努力を認められたとき」「自分自身の成長を感じたとき」「自分自身の力で目標を達成したり、ものごとをやり遂げたとき」となり、2022年と同じ結果であった。
また、公式・非公式にかかわらず、上司や先輩との交流機会に参加したいと回答した新入社員は、全体の75%を占めた。
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