学情は、企業・団体の人事担当者を対象に、「Z世代の採用」に関して調査を実施し、その結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
- 調査期間:2023年2月20日~2月28日
- 有効回答数:612件
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
Z世代の採用や新入社員の受け入れにおいて、「価値観の変化を感じる」と回答した企業が6割に迫る
Z世代の採用や、新入社員の受け入れにおいて、「他の世代との違い、価値観の変化を感じる」と回答した企業が6割に迫った。「希望する部署に配属されるかを意識する学生が増えている」「自身が成長できるかを重視し仕事選びをする学生が増えている」など、「自律的なキャリア形成」への関心の高まりを指摘する声が寄せられている。
「キャリアの自律」への関心の高まりを受けて、14.4%の企業が人事制度を変更。変更を検討する企業も4割超
若い世代の価値観の変化や、「キャリアの自律」への関心の高まりを受けて、新入社員の受け入れ方法や人事制度を「変更した」と回答した企業は14.4%だった。「変更はしていないが、変更を検討している」と回答した企業は、42.5%に上り、半数以上の企業が「変更」または「変更の検討」をしていることが分かる。
新入社員の受け入れ・人事制度で変更・変更の検討をしていることは「研修制度」が最多、次いで「給与体系」
新入社員の受け入れ方法や人事制度について、変更したこと・変更を検討していることは、「研修制度」が57.9%で最多だった。次いで「給与体系」42.1%、「上司と部下のコミュニケーション方法」41.6%となった。「自身の人生について考える研修を新たに実施するようになった」「給与体系を見直し、年功序列型の給与体系から、個人の業績・成果に連動する給与体系に変更した」「1on1を実施するようになった」などの声が寄せられた。
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