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Z世代の9割が「仕事内容や会社の雰囲気が分かる動画があると応募しやすい」と回答―伝わるアニメーション調べ

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 伝わるアニメーションは、就職活動をしたことがあるZ世代を対象に、「就職先の探し方」について調査を実施し、その結果を発表した。

 調査の概要は以下のとおり。

  • 調査期間:2023年1月11日~1月13日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査人数:1071人
  • 調査対象:就職活動をしたことがあるZ世代の男女(18~26歳)

 調査の結果については、同社は以下のように述べている。

Z世代の就職活動における情報収集手段

 就職活動において、Z世代はどのように情報を収集しているのだろうか。「就職活動を行う上で、企業の情報収集はどのようにしていますか?」と質問したところ、「就職情報サイト(84.7%)」と回答した人が最も多く、次いで「各企業のホームページ(63.7%)」「就職イベント(41.3%)」となった。Z世代は、オフラインではなくオンラインで就職活動の情報収集を行うことが多いようだ。

 では、情報収集を行う中でどのような点を重視しているのだろうか。そこで、「企業の情報収集ではどんなことを重視して見ていますか?(複数選択可)」と質問したところ、「働きやすさ(79.1%)」と回答した人が最も多く、次いで「仕事の内容(64.7%)」「給与・賞与の金額(56.2%)」となった。

 給与・賞与の金額の多さはもちろん大切な要素だが、採用活動時に有給消化率の多さやサービス残業の有無などについても伝えることが今の時代に適しているのかもしれない。

Z世代が思う、魅力的だと思う企業と発信をしてほしい内容とは

 続いて、Z世代は具体的にどのような企業に魅力を感じるのだろうか。「就職活動をする上で、どのような企業が魅力的だと感じますか?(複数回答可)」と質問したところ、「残業が少ない・休みが多い(69.0%)」と回答した人が最も多く、次いで「給与・賞与の金額が高い(66.5%)」「福利厚生が充実している(64.0%)」となった。

 近年、ワークライフバランスの重要性が様々なメディアで取り上げられており、仕事とプライベートの両軸を充実できるような企業は魅力的に映りやすいのかもしれない。

 では、Z世代は企業にどのような情報を発信してもらいたいと思っているのだろうか。「企業に対してもっと発信をしてほしいと思う情報は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、「実際の業務時間や残業について(58.6%)」と回答した人が最も多く、次いで「1日の仕事の流れについて(57.6%)」「福利厚生について(45.3%)」となった。

 企業選びの軸で大切にしていることは、就職活動時に入念に調べる可能性が高いため、具体的に記載してあげるとよいのかもしれない。

 では、具体的にはどのような方法で情報を発信すればよいのだろうか。そこで、「どのような方法で企業情報を発信してほしいと思いますか?」と質問したところ、「動画で分かりやすく(33.6%)」と回答した人が最も多く、次いで「就職情報サイトで詳しく記載(27.5%)」「SNSでより身近な形に(24.6%)」となった。

 Z世代は特に、YouTubeやTikTokなど動画サービスに日常的に触れる機会が増えてきている上、動画は多くの情報を一度に収集できることから、動画で企業情報を発信してほしいと考えるのかもしれない。

Z世代が避ける企業の特徴とは

 ここまでの調査からZ世代が思う企業に発信してほしい情報や手段について判明した。では、逆にどのような企業には入りたくないと思うのだろうか。入社したくないと思う企業の特徴を聞いたところ、「社風や業務内容についての記載が抽象的」「具体的な仕事内容、仕事環境、社内風景を情報提供していない」などが挙げられた。社内の雰囲気や仕事内容などが不透明な企業には入社したくないと思うようだ。

 続いて、「就職活動を通じて企業のイメージが悪くなったことはありますか?」と質問したところ、約6割が「ある(23.3%)」「多少ある(36.1%)」と回答し、就職活動中にイメージが悪化してしまうことが多いということが判明した。

 では、なぜ就職活動を通じてイメージが悪くなってしまうのだろうか。「就職活動を通じて企業のイメージが悪くなる理由は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、「面接官(社員)の印象が悪かった(60.2%)」と回答した人が最も多く、次いで「会社の雰囲気がよくわからなかった(32.7%)」「社風が古いと感じた(29.4%)」となった。

 ここ数年は新型コロナウイルスの影響で、オンライン面接が主流となってきており、対面よりも本来の面接官の人柄や言葉が伝わりにくく、会社の雰囲気が上手く伝わらなければ、志望度が下がるとともにイメージの悪化につながるのかもしれない。

会社の雰囲気が分かる動画があると応募しやすくなる

 では、会社の仕事内容や雰囲気が視覚的・聴覚的に伝わりやすい動画を使うとZ世代は応募しやすくなるのだろうか。そこで、「事前に仕事内容や会社の雰囲気が分かる動画があれば応募しやすくなると思いますか?」と質問したところ、「思う(50.0%)」「多少思う(42.5%)」という結果になった。

 また、動画にどのような情報を載せてほしいかを聞いたところ、「新入社員中堅社員ベテラン社員の一日の流れを全て紹介する動画」「会社内の部署内での会議の様子など、働いている人の雰囲気が分かるようなものが欲しい」などが挙がった。採用活動に動画を用いることは、就活生と企業の双方にメリットがあるといえるだろう。

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労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

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