MS-Japanは、同社が運営する管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career(エムエスキャリア)」が実施した「管理部門のChatGPT使用実態調査」の結果を発表した。
調査概要ならびに調査結果は以下のとおり。
- 調査方法:Webアンケート
- 調査対象:管理部門の全国の男女
- 調査テーマ:「管理部門のChatGPT使用実態調査」
- 有効回答数:327名
- 調査実施日:2023年4月3日~4月27日
- 調査主体:株式会社MS-Japan
管理部門業務でのChatGPT使用率は7%
8割の人はChatGPTを知っているという認知度のなか、使用経験がある人は26%。中でも「仕事で使用」は7%にとどまった。管理部門の業務内容上、生成AIを活用することが難しかったり、セキュリティ的な課題があったりなど、実際に活用するまでにはまだ課題が多いようだ。
なお、職種別の使用経験を見ると、最も割合が高かったのは「人事」で39%、割合が低かったのは「法務」で13%だった。
活用方法第1位は「業務に関する調べものやアドバイス」
管理部門業務内での活用方法として最も多かったのは「業務に関する調べものやアドバイス」で、全体の76%を占めた。続いて「資料やメールの作成」と「翻訳作業」で、どちらもおよそ3割だった。
過半数がChatGPTの管理部門業務への影響を不安視
AI台頭の未来について聞いた設問では、過半数の人が「管理部門の業務はAIの影響を受けると思う」と回答。中でも20%以上の人が「自分が定年を迎える前にはもう自分の担当の仕事がAIに置き換えられる」と考えており、現実的な問題として捉えているようだ。
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