MS-Japanは、同社が運営する管理部門・士業の転職サービス「MS Career(エムエスキャリア)」において実施した調査、「人事・総務の求人トレンド2023上半期」の結果を発表した。
調査の概要は次のとおり。
- 調査対象:2023年1月~6月に人材紹介サービス「MS Agent」に登録のあった人事・総務の求人
- 調査主体:株式会社MS-Japan
2023年上半期の人事・総務求人の平均年収は480.7万円
2023年上半期に募集された人事・総務の求人について、下限想定年収[1]の平均は480.7万円、中央値は450万円で、400~599万円を下限に設定された求人が最も多く、全体の57%を占めた。2022年下半期と比較すると、下限想定年収の中央値は変わらず、平均値が前期比101.8%で8.6万円上昇した。
求人募集業種は、IT・通信業界が27%で最も高く、製造業が23%、サービス業が21%と続いた。2022年下半期と比較すると、コンサルティング業界の割合が2%増加し、全体の7%となった。
求められるスキル1位は「労務」
人事・総務求人内で求められるスキルについて、人事領域で最も多く求めたスキルは「労務」経験で、全求人の3割であった。次いで「採用」スキルが続く。
「労務」領域の中で求められたスキルは、「給与計算(100~499人)」「社会保険手続」がそれぞれ54%で最多であった。「採用」の領域の中で求められたスキルは、「中途採用」が80%で最多となり、「新卒採用」「採用計画」が続いた。
同調査の詳細は、MS-Japanの人材紹介サービス「MS Agent 」で確認できる。
注
[1]: 同調査内の年収に関する集計は、各求人にて下限年収と上限年収を設定しており、今回は下限年収の値を集計している。
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