jinjerは、企業の人事、情シス担当者の計1162名を対象に、「人事系システム複数利用と同一データベースに関する実態調査」を実施した。
最も利用されている人事系システムの種別は「SaaS、クラウド」
まず、「現在お使いの人事系システムの種別を教えてください」と質問したところ、「サービス型(SaaS、クラウド)」(43.5%)が最も多く、次いで「パッケージ型(オンプレミス型)」(27.3%)、「オリジナル開発」(21.7%)という結果になった。
次に、自社で利用している人事系システムの個数を聞いたところ、「把握していない」と答えた企業が39.2%と最も多く、次いで「2つ以上」と答えた企業は35.9%であった。
そこで、複数の人事系システムを同時に利用する中で感じた課題を質問したところ、「他のシステムとのデータ連携(API連携、ファイル連携)に時間・手間がかかる」(29.4%)が最多であった。次いで、「コストの増加」(25.3%)、「セキュリティへの不安」(18.6%)が続く。
26.7%の企業が1~2年以内にシステムをリプレイス予定
「人事系システムを利用する上で同一ベンダー・同一データベースにした方が良いと思うか」という質問をしたところ「非常にそう思う」「ややそう思う」と答えた企業は合わせて72%であった。
同一ベンダー・同一データベース化に向けて具体的な取り組みを始めているか聞いたところ、「現状は取り組みをしていないが、これから始めるかどうかは検討中である」(39.0%)が最も多く、次いで、「現状取り組みを行っていないが、これから始める予定である」(29.1%)が続いた。
さらに、システムのリプレイス予定時期を聞いたところ、「明確な取り組み開始時期は決まっていない」(36.4%)が最多となった。次いで、「切り替えられる部分から段階的にシステムを刷新していく予定である(1~2年)」が26.7%、「切り替えられる部分から段階的にシステムを刷新していく予定である(3~4年)」が17.3%となった。また、「全システムを一斉に刷新する予定である」と回答した企業も12.4%存在した。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査概要:人事系システム複数利用と同一データベースに関する実態調査
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2023年12月25日〜27日
- 調査対象:人事担当者・情報システム部門(IT決裁者)1162名
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