カオナビが運営する研究機関「カオナビHRテクノロジー総研」は、同社が提供する人的資本データnavi(β版)を用いて「女性管理職比率に関する調査」を実施した。
結果のサマリーは次のとおり。
- 調査対象2329社のうち、約8割の企業が女性管理職比率を開示
- 女性管理職比率の開示率は、東証プライムで9割強、東証スタンダードで7割、東証グロースで5割強と、上位の市場区分であるほど開示率が高い
- 各社の女性管理職比率の全体平均は「9%」、分析対象の開示企業1770社のうち「5%未満」が5割弱を占める
- 分析対象の開示企業1770社のうち、女性管理職比率が「30%以上」なのは5%程度
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査対象:2023年3月末決算の上場企業のうち、2023年7月末までに提出された有価証券報告書2329社(全上場企業の約6割)
- 調査内容:同社が提供する「人的資本データnavi」を用いて調査
- 結果の集計・分析:回答結果を集計し、差異や傾向を抽出
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