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人事評価で給与アップした管理部門は44.5% 一方、約6割が人事評価に不満—MS-Japan調べ

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 MS-Japanは、同社が運営する、管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career(エムエスキャリア)」にて、管理部門・士業の給与アップと人事評価の実態調査を発表した。

2024年度の人事評価で、管理部門・士業の44.5%が給与アップ

 新年度に変わるタイミングで、月給(基本給に加え一律の手当を含む)は上がったかという質問に対し、上がった人の割合は44.5%であった。アップ額については、「1万0001円以上」との回答が最も多い結果となった。

 上がった人の割合を、企業の従業員数別に見ると、「1000名以上」(66.7%)と「100~499名」(54.4%)が半数を超えている。

給与アップの割合が多い職種は、総務・人事

 同質問の回答を職種別に分類した結果、上がった人の割合が過半数に達した職種は、「総務」(58.6%)と「人事」(57.6%)であった。

 年代別に分類すると、「40代」(52.2%)が、唯一過半数に達していることが分かる。

人事評価に満足している人の割合は、わずか37.7%

 人事評価制度への満足度を質問すると、「満足」と回答した人の割合はわずか37.7%。従業員数別に見ると、「10名以下」の53.6%が最も多く、「1000名以上」の47.2%が2番目に多い結果となった。

 従業員数が極端に多い、または少ない企業の方が、比較的満足度が高い傾向にあることが分かると同社は述べている。

 また、人事評価に不満を感じている人へ理由を質問すると、「評価基準や目標設定に納得できない」が57.3%と最も多い結果に。

 これは、管理部門・士業は業務の成果を数値化しにくいため、評価の基準や目標設定が曖昧になりやすいことが原因のようだ。

転職活動で人事評価制度を重要視しているのは71.8%

 転職活動において、人事評価制度の重要度は、「非常に気にする」が16.1%、「どちらかというと気にする」が55.7%と、約7割が重視していることが分かる。

 転職活動における人事評価制度の重要度を、職種別・年代別に分類した。職種別では、「人事」の82.1%が最も高い割合を占めている。

 また、年代別では、年齢に伴って重要度が下がり「20・30代」(78.8%)が最も高い結果に。「20・30代」は、評価される側の割合が多く、キャリアアップの前段階にいるため、人事評価制度の重要度が高いのではないかと同社は述べている。

 なお、同調査の概要は次のとおり。

  • 調査方法:Webアンケート
  • 調査対象:全国の管理部門
  • 調査テーマ:管理部門・士業の給与アップと人事評価の実態調査
  • 有効回答数:298名
  • 調査実施日:4月17日~23日
  • 調査主体:MS-Japan

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