リコーは、Works Human Intelligence(以下、WHI)が提供する統合人事システム「COMPANY」の利用を開始し、約5100時間分の人事業務工数削減の効果が得られたことを発表した。
リコーの人事部によると、「人材」「組織」「カルチャー」「制度・組織」の観点で変革を推進する状況下において、経営環境や人事方針を見直す必要性を感じていたが、当時使用していたシステムの機能では対応できず改修が必要であったという。データの出力においても、長時間の待ち時間が発生し、人事部では出力できずシステム部門に依頼せざるを得ない状況であったため、時間や工数を要していた。
そこで、世の中の標準のシステム・プロセスを取り入れる「Fit To Standard」の考えの基、上記の問題を解消できる「COMPANY 人事」「COMPANY Web Service」を国内グループ13社、約3.2万人の従業員に対して導入した。COMPANY導入による効果は次のとおり。
年間で約5100時間分の人事業務工数削減の実現
同システムを導入後、帳票出力の効率化、人事異動・組織変更作業の自動化、画面遷移の待機時間削減や操作性向上などが実現し、年間で約5100時間分の人事業務工数削減につながったという。
人事データ利活用の推進
これまでは人事データの操作や抽出には習熟が必要であったが、同システムを導入後は、人事担当者であれば誰でも操作が行えるようになり、独自で帳票を作成することも可能になった。
リコーは、同システムに蓄積される情報を、人材の最適配置実現や経営目標の達成状況確認などに広げる施策を実施していると述べている。
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