Cisco機器のインタフェース
一言でいうと
さまざまな種類のインタフェースを相互接続することでネットワークを構築し、通信ができるようにするもの。
試験のポイント
- ルータやレイヤ2/レイヤ3スイッチなどのネットワーク機器にはさまざまな種類のインタフェースが複数備わっています。
- インタフェースには、物理的なインタフェースだけではなく仮想的なインタフェース(仮想インタフェース)もあります。
- 仮想インタフェースにはいろんな種類があり、何らかの特別な用途のためのものです。
- CCENT/CCNA試験では仮想インタフェースの概要を把握しておくことが重要です。
ネットワークの構成
私たちが普段利用しているネットワークは、ルータやレイヤ2スイッチなどのネットワーク機器によって構成されています。そして、PCやスマートフォンなどをネットワークに接続して、通信ができるようになっています。
ネットワークの具体的な構成は、ネットワーク機器やPC/スマートフォンなどのインタフェースを相互接続しています。インタフェースとは「境界」という意味で、機器とネットワークの境界に当たります。インタフェースのことをポートと呼ぶことも多いです[1]。
ネットワーク機器および情報端末間の接続、つまり、インタフェース間のつながりのことをリンクと呼びます。無線で接続する場合、インタフェースは目に見えませんが、無線用のインタフェースがあります。また、無線のリンクも目に見えませんが、無線のリンクは電波のようなイメージで表現していることが多いです。
また、インタフェースは「0」「1」のデジタルデータと電気信号などの物理信号の境界にもなっています。PC/スマートフォンやネットワーク機器などが扱う「0」「1」のデジタルデータは、電気信号などの物理信号に変換してインタフェースから送り出されて、リンク上を伝わっていきます。
Cisco機器のインタフェースの種類
ネットワークの構築では、Cisco機器やPC、サーバなどのインタフェースに、LANケーブルや光ファイバケーブルなどの伝送媒体を接続してリンクを構成していきます。Cisco機器にはいろんな種類のインタフェースを搭載できますが、主なものは次のとおりです。