学情は、26卒予定の大学生・大学院生を対象にインターネットアンケートを実施、「ダイバーシティ&インクルージョン(以下、D&I)に関する情報収集」について調査した。
D&Iへの考え方を知ると「志望度が上がる」は6割超
就職活動において、企業のD&Iに関する考え方を知ると、「志望度が上がる」は24.3%、「どちらかと言えば志望度が上がる」は38.0%と、合わせて6割以上の学生が志望度が上がると回答した。「利益追求だけではなく、社会的責任を果たしている企業には好感が持てる」「多様性を大事にする会社は、社員の個性や価値観を尊重する土壌がありそう」といった声が寄せられた。
D&Iの取り組みは「働き⽅の制度・柔軟性」に注目
D&Iに関する取り組みで注目している点は、「働き方の制度・柔軟性」が51.8%で最多。次いで、「従業員の満足度」が45.3%、「男女比率」が40.2%、「勤続年数」が34.4%と続いた。「長く同じ会社で働きたいと考えているので、働き方の制度に注目している」「従業員の満足度が会社の発展につながっていると思う」「男女比率に偏りがあると、多様性を受容している企業とは言えないと思う」「勤続年数の長い人が多い企業は、多様な人材が活躍できる環境が整っているイメージ」といった声が寄せられた。
取り組みを知るために、7割が「企業ホームページ」を参考
D&Iに関する取り組みを知るために活用したいものは、「企業ホームページ」が76.8%で最も多く、次いで「採用ホームページ」が57.2%、「会社案内パンフレット」が34.4%と続いた。「企業ホームページが最も手軽にアクセスできる」「気になった企業の企業ホームページや採用ホームページは必ず見るようにしている」といった声のほか、「なるべく多くの情報ソースを使い、多角的な視点で企業の取り組みを見たい」といった声も寄せられた。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2024年7月24日~8月6日
- 調査機関:学情
- 調査対象:「あさがくナビ2026」へのサイト来訪者
- 有効回答数:276件
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
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