アクシスは、現在の就職活動において親がどの程度影響力をもっているのか、実態を把握するための調査を行った。
「オヤカク」という言葉を知っているか
「オヤカク」とは、企業が採用活動の一環として、内定者の親に対し内定承諾の確認を行うこと。オヤカクという言葉を知っているか聞いたところ、8割が耳にしたことがあると分かった。
就職活動中、内定を受ける際に親に相談したかを聞いたところ、「よく相談した」が16%、「時々相談した」が54%と、合わせて7割が親に相談した経験があると分かった。
「オヤカク」の経験有無
内定先の企業から、親が内定を承諾することに賛成しているかどうか確認された経験、または企業から親に直接内定承諾の確認をされた経験はあるかを聞いたところ、47%が「はい」と回答した。
オヤカクについてどのように感じるかを聞いたところ、「理解できる(必要だと思う)」が38%、「少し違和感がある」が33%、「自分の意思で決めたい(必要ないと思う)」が29%と、意見が分かれる結果となった。
親が内定承諾を認めなかった場合について
親が内定承諾を認めてくれない場合、どうするかを質問したところ、「親と相談して最終的な決定をする」が40%と最も多く、次いで「親の意見に関係なく自分の意見を貫く」が31%、「親の意見を尊重して内定を辞退する」が29%と続いた。
「親と相談して最終的な決定をする」「親の意見を尊重して内定を辞退する」と回答した人に対して、その理由を聞いたところ「親と良い関係を保ちたいから」が37%で最多となった。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査名:日本国内の「オヤカク」に関する意識調査
- 調査対象:日本国内の就業経験がある10〜20代の男女300名
- 調査年月:2024年9月13日
- 調査機関:同社調べ
- 調査方法:インターネット調査(クラウドワークス)
- 有効回答数:300名
- 回答者の年齢構成:10代:5名、20代:295名
- 回答者の雇用形態の構成:正社員247名、契約社員17名、派遣社員5名、アルバイト・パート31名
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