学情は、25卒予定の大学生・大学院生を対象にインターネットアンケートを実施し、「内定式」について調査した。
内定式は「実際に企業に訪問して参加したい」が8割超
内定式はどのような形式で参加したいかについて、「実際に企業に訪問して参加したい」と回答した学生が64.7%となった。「どちらかと言えば実際に企業に訪問して参加したい」の19.0%を合わせると、リアルでの参加を希望する学生が8割を超えている。「同期と直接話したい」「他の内定者や社員の方と顔を合わせて話をしたい」「オンラインを交えた選考だったので、実際の企業の雰囲気を感じたい」「対面のほうが、4月からこの企業で社会人として働くという実感を得られると思う」などの声が寄せられた。
あるとうれしいコンテンツは「同期との交流」が最多
内定式にあるとうれしいコンテンツは、「同期と交流できる」が79.9%で最多となり、次いで「入社1~2年目の社員と交流できる」が52.0%、「入社後上司となる年代の社員と交流ができる」が37.5%、「キャリアプランなど、入社後の目標設定ができる」が31.6%と続いた。「同期とは入社前から親睦を深めておきたい」「これから一緒に働く人と交流することで、入社後の不安が解消できそう」「同期や先輩社員と交流することで、入社までのモチベーションを上げたい」などの声が寄せられた。
リアルで話す機会があると「内定承諾のプラスになる」が9割
社員や内定者同士で直接話す機会があると、「内定承諾」の判断にプラスになると89.6%が回答した。約9割の学生が、リアルで社員や内定者と話す機会があると、内定承諾の判断の後押しになるとしている。「選考中は聞けなかったことや疑問点を解消することで、入社前後のギャップをなくせそう」「社風をつかめるので、入社後のことをイメージしやすいと思う」「実際に、直接話ができる機会をいただいたことで、内定先への志望度が向上した」といった声が寄せられた。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2024年8月28日~9月8日
- 調査機関:学情
- 調査対象:「あさがくナビ2025」へのサイト来訪者
- 有効回答数:308件
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
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