クレオは、企業の収益向上の基盤となる、産学共同開発「E² Compass(イーツーコンパス)」の提供を開始した。
E² Compassとは、従業員エンゲージメントの高い組織づくりや、企業の収益向上に貢献する組織力向上ソリューション。独自の従業員アンケートを通して結果を可視化し、企業成長の羅針盤として次アクションにつなげる包括的な戦略提案を見据えるという。またオプションで、マーケティング支援の実行や、エンゲージメント向上課題解決の総合的なコンサルティングなども対応が可能だとしている。
ソリューションの詳細は次のとおり。
ソリューション内容
「従業員調査」「分析による自組織の見える化」「改善提案」を持ち合わせているという。組織能力の研究者である経営学博士の小出琢磨教授が、調査設計全般、組織現象の測定、組織・組織能力に関する監修および専門知識の提供に関して支援したとのことだ。
従業員エンゲージメント指標
同ソリューションでは、eNPSを従業員エンゲージメントの指標の1つとして取り入れている。eNPSとは、自社や職場に対し、積極的に貢献したい気持ちや愛着心を数値化する指標。質問に0〜10の推奨度を回答してもらい、次のように分類し「推奨者」の割合から「批判者」の割合を引いた数値がeNPSとなる。
- 0~6点を付けた人:批判者
- 7~8点を付けた人:中立者
- 9~10点を付けた人:推奨者
従業員エンゲージメント指標の構成
eNPSはあくまで従業員エンゲージメントを把握するための指標で、従業員エンゲージメントを向上させるには、eNPSに紐づく要因の特定が必要になるという。同ソリューションでは、要因を特定するため、「①個の視点」「②組織の視点」に加え、クレオ独自指標「③顧客志向の視点」の3つの視点で把握可能。また、それぞれの視点をさらに細分化し、次の10項目について把握することで、個人・組織面での課題、また対顧客面での課題を抽出するとしている。
調査結果のアウトプットイメージ
E² Compassでの標準アウトプットは、次のとおり。
- 自社eNPS推奨度分布
- 属性別(または所属部署、役職別など)eNPS推奨度分布
- eNPSに影響を与える要因把握
- eNPS向上の要因特定/ポートフォリオ分析で改善優先度を見える化
- エンゲージメント向上施策提言シート(簡易版)
ソリューション概要
- 商品名:E² Compass
- 発売日:2024年10月1日
- 販売形態:Excel/PowerPoint
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