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退職報告時に44%が“本当の理由”を伝えていない 「人間関係の悩みを伏せて伝えた」の声—エン転職調べ

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 エン・ジャパンが運営する「エン転職」は、ユーザーを対象に「退職の報告」についてアンケートを行った。

退職の決意から報告までの期間は「1~3ヵ月未満」

 退職の経験はあるかを聞くと、88%が「ある」と回答した。

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 転職経験があると回答した人に対し、どのように退職報告を行ったかを聞くと、「直属の上司に伝えた」が89%で最多となった。

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 さらに、退職を決意してから実際に報告をするまでの期間についても聞くと、すべての年代で「1〜3ヵ月未満」が最も多い結果となった。

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44%が退職報告時に本当の理由を「伝えなかった」

 退職の報告をする際に“本当の理由”を伝えたか質問したところ、44%が「伝えなかった」と回答した。

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 伝えなかった理由を質問すると、「円満退社したかったから」が46%で最多となった。

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 伝えなかった理由について、自由記述のコメントでは次の回答が寄せられた。

「円満退社したかったから」と回答した人
  • 人間関係の悩みを伝えると犯人探しが始まってしまうかもしれないと思い、本当の退職理由は伏せて伝えた(20代女性)
  • 波風を立てず、他のスタッフに迷惑をかけずに退社したかった(30代女性)
  • 会社ともめたくなかったので、本当の退職理由を伝えずに自営業の道に進むと伝えた(40代男性)
「話しても理解してもらえないと思ったから」と回答した人
  • 報告相手の上司と仲が悪く、本当の理由を伝えられないと思った(20代女性)
  • 退職報告をする相手が、自分の考えが絶対という偏りのある人だったため、面倒なことになると思いシンプルに伝えるようにした(30代男性)
  • 日頃から業務改善の提案をしても若い社員の意見が優遇され、私の意見を聞き入れてくれなかったから(40代男性)

本当の退職理由は「職場の人間関係が悪いため」が1位

 退職報告する際に“会社に伝えた退職理由”を聞くと、「新しい職種にチャレンジしたいため」が31%で最多となり、次いで「別の業界にチャレンジしたいため」が19%と続いた。

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 退職時に本当の理由を伝えなかった人に対し、会社に伝えていない“本当の退職理由”を聞いたところ、「職場の人間関係が悪いため」が38%で最も多い結果となった。

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 “本当の退職理由”について、業種別のトップ3は次図のとおり。

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 会社に伝えた退職理由の第1位は「新しい職種にチャレンジしたいため」で31%だったが、本当の退職理由では第9位と10%にとどまっている。同様に、第2位の「別の業界にチャレンジしたいため」は19%だったが、本当の退職理由では第10位で7%となり、退職報告には本音と建前があることがうかがえる。

若い年代ほど退職報告時に抱える不安が多い傾向

 今後、退職を報告する際に不安なことはあるか質問したところ、最多は「退職をいつ伝えるか」で36%となった。年代別に見ると「特にない」を除くすべての項目で20代の回答率が最も高く、若い年代ほど退職報告時に抱える不安が多い傾向にあることが分かる。

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 なお、調査の概要は次のとおり。

  • 調査方法:インターネットによるアンケート
  • 調査対象:エン転職を利用するユーザー
  • 調査期間:2024年10月29日~11月26日
  • 有効回答数:3780名

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労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

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