パーソルホールディングスは、複数の企業同士でメンタリングを行う“企業横断型”の「クロスカンパニーメンタリングプログラム」の第1期を、2月6日より開始すると発表した。
クロスカンパニーメンタリングとは、部長相当職の女性がメンティー(指導・サポートを受ける人)として、執行役員相当職の人がメンター(助言・指導をする人)となって複数の企業同士でメンタリングを行う、女性リーダー育成やジェンダーギャップ解消を目的とした企業横断型の取り組み。同プログラムを通じ、メンティーにはキャリアとリーダーシップをテーマに経営人材へのトランジションを支援。メンターには、女性リーダーのリアリティに触れることで真に必要な支援を考える契機を、人事には他社とともに課題解決のアプローチを考える場を提供するという。
同プログラムの特徴や実施概要は次のとおり。
特徴
- 集合セッションにて、アセスメント「Hogan Assessment」のフィードバックを取り入れることで、客観的データを基に自己の特性を理解した上で課題・目標設定を促進。同プログラムの核となるメンタリングセッション時の対話の充実を図る
- キックオフの前にメンティーだけが集まるプレキックオフを開催。事前課題を通したキャリアの振り返りから自分の強みを再認識したうえで、メンタリングの準備を実施。横のつながりとしてのコミュニティ構築も支援
- クロージング終了後に人事座談会を実施することで、人事同士のネットワーク構築を支援
実施概要
- 名称:クロスカンパニーメンタリングプログラム
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参加企業:14社
- SCSK、サッポロビール、J.フロント リテイリング、商工組合中央金庫、第一三共、パーソルホールディングス、東日本電信電話、ビッグローブ、ミツトヨ、ヤマハ発動機ほか(五十音順)
- 参加人数:1社につきメンティー1名+メンター1名、それぞれ14名ずつ
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参加者要件:
- メンティー:近い将来、経営幹部としての活躍が期待される部長クラスの女性
- メンター:各社にて執行役員として活躍している人(男女問わず)
- 参加費:第1期プログラムは無料
- 実施時期:2025年2~7月
- 実施内容:メンティー向けプレキックオフ、全参加者向けキックオフ、メンティー向け集合セッション2回、個別メンタリング3回、クロージング、人事座談会
- プログラム提供:パーソルホールディングス(グループ会社のパーソル総合研究所を通じて提供)
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